和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3820話 】
2024年 02月 01日 談
今日から2月!如月(きさらぎ)を迎え、曇り空ながら空気は立春の到来を充分に感じさせてくれます。朝一番に少林寺総代・宮﨑家の月参りに出向きましたが、街なかには少しずつ日常が戻って来たように思いました。能登半島地震の影響を受け金沢市内の経済活動が停滞していましたが、被災者支援のためにも再び商業施設に人流が戻りつつあるようです。
御詠歌講員の方々の練習風景 / 大安禅寺 松雲院にて
先般、大安禅寺より御詠歌講員第二班の方々が寳勝寺に来寺下さり本堂にて奉詠くださいましたが、自坊では「春季彼岸会 涅槃会」並びに4月の本堂修復工事に於ける上棟式での御詠歌奉詠に向け早速その練習が開始されたとの報告を受け、俄かに忙しくなってきた感が有ります。
桜の便りは北陸地方にとっては今少し早いのですが、九州地方では早生咲の桜が開花を始めたとか。小松空港のロビーでその桜が展示されているとのニュースが流れホッコリしたものでした。
人生には幾度もの困難な苦労や試練を生じますが、お互いの助け合いによって艱難辛苦を乗り越えて来た歴史があります。究極は政府主導の絶大なる被災者救援支援活動が復興の原動力となることを願うものです。桜が開花する4月頃までには避難所で生活されている皆様に暖かい住居を提供出来る事を切に願うものです。いまだに余震が続いていますが、くれぐれも御身体ご自愛くださいますよう念じております。友峰和尚より