和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3786話 】
2023年 12月 29日 談
「 無一物中無尽蔵 有花有月有楼台 」
素晴らしい天気に恵まれた金沢の年の瀬となっています。気温も12℃と過ごしやすく、新年を迎える寺内各所の設えが寺カフェを開業しながら職員によって進められ、更にいっそう正月風景が整い始めてます。
観光客を迎える玄関には縁起物の華が生けられ、本堂正面には鏡餅が供えられ、各志納所には小型の門松が置かれました。カフェのお客様も年の瀬を楽しむかのようにゆっくりと寛いでいました。
大安禅寺 枯木堂にて / 文殊菩薩像の真前に掛けられた 龍図
大安禅寺からは先般依頼を受けていた来年の干支掛軸が枯木堂と書院に鏡餅と共に飾られ、龍図も自分の居場所を得るが如く生き生きと登って行くように見え「龍翔万年の寿」の画賛どおりとなったようで嬉しく思います。
大安禅寺松雲院 松雲の間にて
枯木堂の 迎春の設え
越前和紙で制作された 初春の花々
松浦建設(株)職員の中島晃氏とともに
さて午後より松浦建設(株)職員の中島晃氏が年末の御挨拶に来寺くださいましたが、中島氏は現在大安禅寺修復工事の現場監督をしておられ、工事の進捗状況や来年度の上棟式挙行のことなどについて懇談しました。現在は順調に工事が進められているとの報告を受け大変有難く嬉しく思いました。今年も残り2日間を残すのみとなりましたが、どうかくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
夕刻 金澤伝燈寺里芋研究会の千田さんが ご挨拶に来寺くださいました
大安禅寺 枯木堂玄関にて