和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3785話 】
2023年 12月 28日 談
寳勝寺 山門の幕張り
大変厳しい零下の朝を迎え、境内に出れば通路はパリパリに凍てつき水甕には薄い氷が張っていました。素晴らしい青空を仰ぎ思わず合掌して感謝の礼拝をしましたが、先般の豪雪風景が嘘のように美しい景色を見せています。
午前中に山門の幕張りから作業を開始し、途中には霊苑参詣者の方々と年末の挨拶を交わしながらの迎春準備となったようです。鏡餅を供える頃にはすっかり大晦日気分となり、1年の終わりを意識するかのように一挙手一投足に感謝の気持ちを込めながらの縁起物の設えでした。
霊苑事務所職員の吉田さん 仕事納めの境内掃除をしています
新年の挨拶標語の墨蹟をしました
賀 春 令和甲辰
新年の挨拶標語を墨蹟しながら心は新しい年を迎える気分に変化していくのを覚えます。古えからの慣習ながら、一年の締めくくりとして神仏に感謝の真を示す供え物や縁起物の設えすることの大切さを思うものです。職員もまた志納所はじめ各所に花を生け、また寺カフェの机には新年にお客様を迎える縁起物の花飾りなど設え、室内の雰囲気が一変して迎春の景色が広がっていました。
大安禅寺では 鏡餅搗きが行われています
さて皆様は年の瀬を如何お過ごしでしょうか? 自坊の大安禅寺からはお飾り用鏡餅搗き風景の写真が送信されて来ました!年の瀬を迎え次第に気持ちが高揚してくるのを覚える今日この頃です。友峰和尚より
大安禅寺 松雲院玄関の門松