和尚のちょっといい話
午前5時ごろ、少林寺境内のようす
昨晩から降り始めた雪も止まず、昨年に引き続き金沢市内は年末豪雪となりました。午前4時半に目が覚め、あまりに静かなので外の景色を覗いたところ境内がすっぽりと雪で埋まっている状態で、すわ一大事と早速防寒の身支度をして除雪機を稼働し先ずは少林寺に向かいましたが、約60センチはあろうかと思うほど境内一帯は雪で埋まっていました。
約60センチほど降り積もった雪を 除雪しました
少林寺には92歳になる奥様が居住されており、毎年この時期の除雪は和尚の必須課題となっています。少林寺に向かう道中、松の大木が雪の重みで倒壊し業者の方が伐採作業をしていましたが、今年の雪は水を含んだ大変重い雪となっているようです。
六斗の広見近くにて 雪の重みで 松の大木が折れていました
少林寺に引き続き寳勝寺境内の除雪に当たりましたが、雪が降り止まずまた例年に無く湿った重い雪のため除雪機のノズルがしばしば詰まり悪戦苦闘の3時間に渡る雪との戦いになりました。今年は暖冬になるとの予報でしたが現実は違ったようです。午前中はその殆どを除雪作業に費やしホトホト疲れてしまいました。
少林寺に続き 寳勝寺の除雪に取り掛かりました
山積みの屋根雪を 機械と手作業で割っていきます
手作業で雪を崩し、機械で塀沿いへ飛ばしているところ
そうしている内にも 地滑りのような音を立てて屋根雪が落ちてきます
すっぽりと雪に包まれた ふれあいパーク霊苑
霊苑側駐車スペースの除雪
しんしんと降り続ける雪の中 除雪作業をしました
午後1時より 墓前年忌供養諷経を修業いたしました
さて午後からは天候も回復してどうやら大雪の峠は越えたようです。午後1時より薄日の差すなか墓前年忌供養が修業されましたが、除雪作業に追われたスタッフ皆様の努力の甲斐があって無事に供養を修することが出来ました。
冷気の中に日光の差し込む 荘厳な雰囲気の中で
ふれあいパーク霊苑には年末の墓参に来られる方が幾組かおられ、かろうじて除雪が間に合い安堵しましたが毎年のことながら北陸地方の豪雪には閉口してしまいます。明日からは気温も上がり穏やかな天気が続くとか、油断しないように次に来る寒波の前に境内の除雪を済ませておきたいと念じています。ニュースでは福井市内も70センチの大雪に見舞われたと報道されていました。どうかくれぐれもお気をつけて除雪を願っています。友峰和尚より