和尚のちょっといい話
暖かい陽気のお天気が続いていますが、おかげさまで金沢市伝統的建造物群保存整備事業における当局の指導を受けながら寳勝寺修復保存工事も順調に進められており、本堂南側外壁工事と茶室の縁側引き戸ならびに戸袋修復と庫裏側壁の修復が行われています。
本堂南側茶室引き戸ならびに戸袋の修復
卑山は幸いに創建当初の姿を今に伝えており、今回の修復工事は一部改造された箇所を元の姿に復元するための工事でもあり今回でほぼ全ての修復が完了となります。竣工しましたら皆様には是非御来寺頂きたいと願っています。
寳勝寺庫裡の外壁修復工事
茶室には炉も切られており、11月から炉開きとなるため家内に小さなお茶会を開いてもらい完成をお祝いしたいと思っていますが、来年には北陸新幹線が福井県敦賀市まで沿線開業となるため寳勝寺カフェにも再び多くの観光客が来寺くださるものと思われます。最近、市内の飲食店では外国語を話せるスタッフが急増しており、観光都市金沢ならではの国際色豊かでグローバルな雰囲気が感じられ、また人口も毎年増えつつあるようで街中に活気が感じられ若者達の姿が多く見受けられる状況は嬉しい事です。
ほととぎすのつぼみ
さて皆様はこの季節如何お過ごしでしょうか? ずいぶんと日が暮れるのが早くなってきました!秋の夜長を和尚は昔学んだ仏教書を再び読み直しながら気持ちをリラックスさせています。「読書百篇 意自ずから通ず」ですから、加齢に合わせ読めば読むほど味わい深くなっていくようですね。華麗なる人生を歩んで参りましょう!! 友峰和尚より