和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3635話 】
2023年 07月 31日 談
宝勝寺ふれあいパーク霊苑 夏の花々
このところ連日30℃を超える猛暑が続いていますが、ニュースでもご承知の如くに国連のゲテレス事務総長がニューヨークでの記者団のインタビューに対し「地球が沸騰する時代がやってきた」と地球規模の気候変動への危機感を示しました。もはや温暖化現象ではなく沸騰現象ですから手が付けられない異常事態宣言とも言えます。
和尚の幼少期は今ほど暑くはなく、夜などは窓を開放して蚊帳を吊って就寝したことを思い出します。大安禅寺は海抜70メートル程の山中に建てられており、夜には冷たい谷風が降りて来るため朝方は真夏でも涼しく感じました。現在はさすがに蒸し暑く空調機の恩恵を受けていますが、地球温暖化現象の問題は深刻さを増しているように思うものです。
墓前にて 開眼供養諷経が修業されました
さて午前中には猛暑のなか墓前供養が行われましたが、時折強く吹きぬける風のおかげで涼しさを感じるほどでした。明日から8月、葉月(はづき)を迎えますが更に暑さも厳しさを増すとか! 道語に「熯熱の 地獄に通う 茶柄杓も 心無ければ 苦しみも無し」と有りますが、「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」とはいかないようです。郷ひろみさんの歌では有りませんが「アッチッチ♪アッチ・・・」のほうが正解のように感じる今日この頃です。皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
夏の間も 次々とバラが咲いています