和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3550話 】
2023年 05月 07日 談
早朝より雨の降りしきる連休最後の日曜日となりました。5月のことを「さつき」とも言いますが、「五月雨」と書いて“さみだれ”と読むように陰暦では5月は雨の降り続く長雨の季節で、ビジネスで使われる「五月雨式(さみだれしき)」とは「物事が一度では終わらずにダラダラ続く事」を意味し、いかにもこの時期の雨の降り方を模したものです。
カヤツリグサ と 睡蓮 の 水鉢
和尚的には幼少の頃から雨が好きで、雨だれの音を聞いているだけで心が休まるのを覚えます。もとに戻りますがこの「五月」を「皐月」とも書くように、「皐(さく)」は“水際”とか“水”を意味しますから、5月は田植えのシーズンで作物を植える月という意味で「さくつき」から「さつき」と呼ぶようになったそうです。ふむふむ!そうだったのか!と合点しますが、今は新緑の好時節! 本当に青葉若葉が目にしみる新緑の見事な季節! 我々の身も心もリフレッシュする気分になるものです。
恵みの雨を受けて 次々と開花するバラ
さて大型連休も今日が最後となりましたが、降りしきる雨のなか墓前での開眼供養が修業されました。県外から多くの観光客を迎えた寺町界隈も今日はもとの静けさを取り戻したようにひっそりとした佇まいを見せていました。和尚の法務遂行は今後もまだまだ続きますが、いちど大休息したいと願う今日この頃です。友峰和尚より
「 閑 日 」 渓仙 書