和尚のちょっといい話
副住職による 節分御祈祷札書き
「恐ろしき 地獄の底の鬼とても 己が吹き出す ものと知らずや」読み人知らずの歌なれどなかなか言い得て妙なる道歌です。明日は大安禅寺の節分会が午後6時半より厳修される予定ですが、皆様も御存じのことかと思いますが二十四節気に於いて2月4日立春の前日を節分と言い、暦の上では2月3日が本来の大晦日で4日の立春から干支が替わり本当の新年を迎えるということが言えます。
2021年 寳勝寺節分御祈祷にて
節分は大晦日と同じく邪気を払う行事で、古来より豆を撒く習慣が伝統的に今日まで伝えられてきています。なぜ豆なのか?ですが、本来は五穀豊穣を願って生豆を撒いたそうですが、いつの頃からか「心の鬼の芽が出ないように」と煎り豆に変わったとのことですから時代の変化と共にその意味合いも違っていくようです。今年厄年に当たる方は是非厄除祈願の御祈祷を受けて頂き、この1年を無事に過ごされる事をお祈り申し上げる次第です。
2月4日の立春の朝を迎えると身も心もガラリと変わり、気持ちが実にリフレッシユされたような感覚を味わうものです。節分会と福引大会などは、長い長い北陸地方の辛い冬場を元気に過ごすための大切な行事でもあります。午後6時半からの家内安全・健康安心・災難消除・交通安全・勉学向上・商売繁盛・病気平愈・諸願成就の御祈祷に是非ご参詣くださいますようお待ち申し上げております。また個別の御祈祷も受付いたしておりますのでお気軽にお申込みください。福は内!福は内!福は内!降伏一切大魔最勝成就!! 友峰和尚より