和尚のちょっといい話
大安禅寺山門から通じる参道 大雪による倒木の被害が発生
自坊よりこの度の大雪被害状況が伝えられて来ましたが、倒木や落雪による被害が発生しているようで大変心配しています。今年は気温があまりにも低いため谷川の水も凍りつき、融雪用の水が途絶え、境内周辺や参道も雪の山で除雪に時間が掛かっているとのことでした。
ボキリと折れた 境内地の大木
山門から通じる車道が 完全にふさがりました
庫裡屋根からの落雪
建物を押しつぶさないよう 除雪しているところ
金沢市内は今回は降雪が少なかったため除雪もスムーズに進み、安堵していたところへの自坊からの連絡でした。3月に入るまではまだまだ雪に対する警戒が必要ですから油断は出来ません。また金沢市内の兼務寺院3カ寺の積雪状況も気になるところですが、本日は少林寺の現況視察に留めました。明日は雪もひと休みで晴れ間も見えるとの天気予報で安堵しています。
降り続く雪 / 大安禅寺 庫裡
返す返すもこの時期の日々の作業は終日除雪に追われるため、頭の中の思考も身体の保持も大雪対策にその大半が占められ、なんと言っても一日を無事に終える事が一番いい話となります。除雪作業も作戦と工夫が必要ですから、短時間で効率よく除雪できた時は本当に満足感に満たされますから不思議な話ですね。言わば「ちょっといい話」となれば1日の中で尽きることがないほど沢山有り、それらの全ては結局安心無事の境涯なのかも知れません。
誕生日プレゼントを両親に報告しました
さて今月も残すところあと1日ですが、2月は昔の暦では如月(きさらぎ)と言います。その意味は諸説ありますが、一般的には「更に厚着をして寒さから身を守る月」だそうです。和尚の誕生日祝いに息子夫婦が送ってくれた実に暖かそうな上着、さっそく着用して更に寺院護持に向けて頑張って参りましょう!! 南無観世音菩薩
「極寒に ぬくもり伝う 諷経僧」友峰