和尚のちょっといい話
病室から 金沢市総合運動公園を望む
今朝方は秋晴れの澄み切った素晴らしい風景を望むことが出来、言わずもがな病床に於いて静かに坐禅を組み瞑想しました。昨日は下剤を再び大量に飲んだのち午後4時より大腸ポリープ切除の手術を受けましたが、お腹の奥深くまで内視鏡が入っていくのをモニター画像で見ながらポリープの切除が進められていきました。
近年の医療機器の発展には眼を見張るばかりで、手術室では色々な機器が活躍しておりまるで飛行機のコックピットに居るような感じさえ受けます。主治医の武藤先生がモニターを見ながら一つ一つ切除するたびに丁寧な説明を加え手術を進めていく姿には感動さえ覚え、まるで手術が他人事のように思われるほどで、映像を見ながら自分の大腸内をじかに見る事も摩訶不思議な初めて体験する世界でした。約1時間あまりの切除手術でしたが、術後には先生からのポリープ切除に関する優しく思いやりのある説明があり、患者にとっては誠に有難く嬉しく思うものでした。
和尚の大腸はポリープが出来やすいタイプだそうで、実に沢山あるので再度手術が必要ということで1ヶ月後に再び内視鏡手術の予約を致しました。病理検査の結果は1ヶ月後だそうですが、見た所では大丈夫との事でした。9月突然の大腸憩室症出血に端を発した今回のポリープ切除手術でしたが、武藤主治医の所見では「今回大腸憩室の出血があった事が不幸中の幸いでした、このままポリープを放置すると今後悪性化するところだった」と言われ、心から神仏のご加護に感謝しました。今日和尚が無事であるのは家族並びに御法縁頂いている皆様方の温かい御法愛あっての事と厚く感謝御礼を申し上げます。友峰和尚より