和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3326話 】
2022年 09月 25日 談

大安禅寺 駐車場から枯木堂を望む

 

清々しい秋の風情が漂う大安禅寺の風景には見入ってしまいましたが、午前中はアトリエでゆっくり過ごしました。この時期の草木の生い茂るアトリエ周辺の、少しずつ色付き始めた木の葉の匂いが和尚は大好きです。本日は金沢への移動日だったので外掃除は出来ませんでしたが、落ち葉を燃やすときの匂いも格別です。庫裏玄関前には多羅葉(たらよう)の古木があり沢山の実をつけていました。

 

多羅葉(たらよう)の古木

多羅葉(たらよう)の実

 

昔から実が沢山なるとその年は大雪になると言われており、どうやら今年の冬も豪雪に見舞われるのかも知れません。多羅葉はアフリカ原産のヤシ科の常緑高木で、大安禅寺の木も高さ15メートルぐらいは有ります。多羅葉は別名「葉書の木」と言われ、葉に字が書けるため葉書の語源ともなった木だそうです。またその隣では和尚の「誓詞の松」が元気に育っていますが、このたび庫裡を全面修復するというので移植を求められています。

 

「誓詞の松」

 

この「誓詞の松」は和尚が得度式(とくどしき)をした1959年(昭和34年)9月27日に自ら記念植樹したもので、今年で63年が経ちました。庭師さんに「大切な松の木だから移転しても枯らさないように」とお願いしましたが、なかなか難しいとの事です。さて自坊に戻れば色々難題が山積みですがひとつひとつ解決して参りましょう!!為せば成るものです。友峰和尚より

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