和尚のちょっといい話
盛夏を思わせる 厳しい陽射し
今はまだ6月というのに連日30℃越えの真夏日が続いていますが、当分はこの状況が続くとの気象庁の発表です。今は梅雨時期にあり本来なら長雨を心配するところですが、高齢者の皆様にとっては気温の変化に対応できず体調を崩される方が増えているそうですから本当に心配です。
寳勝寺檀信徒 安田家の祥月命日忌法要が修業されました
高齢者ばかりでは有りません、学童に於いても運動場で熱中症にかかり救急車で運ばれるというニュースが連日報道されています。寳勝寺は寺カフェの関係上、すべての部屋と本堂に空調機が設置してあるため実に快適空間を保持しています。まもなく盂蘭盆会が修業予定ですが、和尚が就任した11年前は空調機が無く、汗が背中を滴り落ちる汗だくでの盂蘭盆会修業だったことが懐かしく思い出されます。高齢者にとって体温の極端な変動は自分の生命にかかわるだけに、家族の気遣いが求められています。
玄関の紫陽花「隅田の花火」が満開を迎えました
墓前でのお参り / ふれあいパーク霊苑 奥の院にて
安田家の皆様とともに 歓談のひととき
さて本日は卑山お檀家 安田家の祥月命日忌御法要を本堂で営みましたが、冷房が程よく効いている中での追善供養修業となりました。法要後には奥の院での墓前諷経を致しましたが、気温が30℃を超えたものの涼しい風が吹き抜ける清々しい中でのご供養となりました。「6月清風を聴かば 人間恐らく値なからん」との禅語の如くに、この時期の清風は正に値千金! 空調機に匹敵するほどの有難さを感じたご供養日となったようです。皆様に於かれましては必ず日々の気温を確認し、くれぐれも御身体ご自愛ください。友峰和尚より