和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3191話 】
2022年 05月 13日 談
大安禅寺本堂屋根復原 奉納 こけら板
重文大安禅寺修理保存工事が現在順調に進められており、それに合わせて浄財勧募がまもなく開始されますが、寺では本堂屋根に使用される「こけら葺きの板」が御志納所に並べられており御来寺くださった方々に浄財御寄進の勧募のお願いをしています。こけら葺きの板にそれぞれ祈願文を書いて頂き、後日、本堂屋根を葺く時にはその板が使用されることになっています。詳しくは大安禅寺のホームページをご覧いただければ幸いです。
こけら葺「杉板」
本堂屋根こけら葺「杉板」奉納 | 萬松山 大安禅寺 (daianzenji.jp)
少林寺 アトリエにて
本日は浄財を御寄進頂きました方々への御礼の品のひとつとして予定している、和尚自筆の墨蹟(額装)を制作しました。先般、越前和紙作家・長田和也氏にお願いし額に合わせた特別な墨蹟用和紙を漉いて頂きましたが、実に素晴らしい和紙で今日から少林寺アトリエで墨蹟制作に入りました。
「 正法眼 」
「 香 風 」
まだ試し書きの段階ですが、今後は本腰を入れて頑張って参りたいと思っています。墨蹟の字は出来るだけ分かり易い禅語で気持ちが安らぐような書を目指したいものです。さて夕刻には雨模様となりましたが、禅寺の五月雨です。いいですね! なんとも風情が有ります。気持ちが落ち着きますよ! 「墨書する 寺静まりて 五月雨」友峰