和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3179話 】
2022年 05月 01日 談
ゴールデンウィーク3日目 雨の寺カフェ
今日から5月皐月(さつき)に入りました。この時期の雨を「五月雨」と言い、その読み方は「さみだれ」または「さつきあめ」ですが、旧暦五月頃に降る長雨を指して読んだらしく新暦の六月から七月頃の梅雨を意味しているそうです。
山門から参道脇の庭に広がる 鮮やかな新緑
「さみだれ」とは断続的に降る雨を言い、今日などはまさしくそれで時折強く降ったかと思うと急に止んでシトシトと降り、新緑がいっそう映えてなんとも感傷的になる風情を醸し出していました。本来の「皐月(さつき)」の意味は「皐(さ)」の字が「神にささげる稲」のことから「稲作の月」という意味を含め皐月と呼ばれるようになったそうです。
ゴールデンウイークの3日目を迎えていますが、冷たい雨の降りしきるなか午前中より寺カフェにはぽつぽつとお客様が来られていました。今年は新型コロナ感染防止策の発令が解除になっていることもあり、昨日は久しぶりにカフェも賑わいを見せていました。早朝に少林寺お檀家・宮崎家月参りに出向きましたが、街なかは思ったより人通りも少なくガランとした感じで、連休本番はどうやら3日から5日頃になる気配を見せています。約2年ぶりでは有りますが、これまでの日常生活に戻れるのは本当に嬉しい事だと感謝する今日この頃です。「久方の 客を迎えて 皐月カフェ」「五月雨の 音に惹かれし 寺の縁」友峰