和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3140話 】
2022年 03月 23日 談
桜のつぼみ / 寳勝寺境内
関東では春雪の舞う雪模様の天気となったそうですが北陸地方も寒い朝を迎えました。暦もあっという間に4月を迎えようとしており3月は残すところあと一週間ほど、「暑さ寒さも彼岸まで」の格言の如くに気持ちは桜の開花を待ち望んでいるようです。
野町 少林寺にて
本堂入口に 「伝統的建造物」のプレートが設置されました
最近は孫達からのメールを読むのを楽しみにしながら少し心の余裕が出て来たように思います。しかしながら日々刻々と戦況が伝えられるウクライナ戦争のニュースに心を痛めながらその経過を心配していますが、皆様も恐らく同じ不安な心境の中にいる事と察します。ウクライナの兵士や国民はじめロシア兵士の死者数が発表される度に、深い慟哭と悲しみに包まれます。
クリスマスローズ / 寳勝寺境内にて
先般の彼岸会でも世界平和の御祈祷を修しましたが、一日も早い停戦を毎日祈願しながら「一即一切」の心願が届くことを願って止みません。“恨みは恨みなきによってのみ静まる”との仏教真理を御祈祷によって浸透させたいと願っています。春季彼岸会を終え今年の法務遂行もこれから本格的に始まりますが、坊主はお経!に徹し「追福修善 供給資養」すなわち「追善供養」の意義を教化して参りたいと念じています。友峰和尚より