和尚のちょっといい話
大安禅寺 松雲の間にて
時折雲の合間から陽の差す穏やかな一日となりました。午前中に会計監査のため蒔田城助責任役員総代が来寺下さり、監査後は愈好亭にて新年のご挨拶をしました。最近では自坊に戻る時間が少なく卑山役員の皆様と懇親する時間も少ないため、本日は色々な話題で楽しいひと時を過ごすことが出来ました。新型コロナの問題は寺院運営にも大きく影響しており、特に卑山は収入の大半を観光事業に依存して来ただけにこの2年間の減収は大きなダメージとなり、一刻も早い収束を願っています。
責任役員総代 蒔田城助様とともに
松雲院から見える 雪景色
蒔田様を お見送りしました
志納所にて
総代様をお見送りする際、寺内の隅々まで見て回りましたが、志納所や松雲院床の間、枯木堂などの設えは本当に新年を思わせるディスプレイが為されており大変嬉しく感じました。明日の午前10時より今年最初の行事である「修正大般若御祈祷会並びに檀信徒総会」が行われますが、その準備も整えられていました。
松雲の間 床の間
枯木堂にて
明日修業される 修正大般若御祈祷会並びに檀信徒総会 の設え
創建以来約350年間、連綿として続けらて来た年中行事も現在ではコロナ禍を考慮して簡素化され年々縮小の一途をたどっています。家内安全・健康安心ならびに無病息災を願う御祈祷会ですが、明日は大般若経六百巻も声を発生せずに黙読で御祈祷修業の予定です。「天地(あまつち)や 無言の経を繰り返す」の通り、檀信徒皆様各お家の家内安全を心から祈念したいと思います。友峰和尚より
大安禅寺 開山堂にて