和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3042話 】
2021年 12月 15日 談
北國新聞社 記者の谷内氏とともに / 少林寺にて
野町・少林寺は寳勝寺と同じく寛永8年(1638年)に千岳宗仭禅師が加賀藩前田利常公の帰依を受けて創建された臨済宗妙心寺派の禅寺です。寳勝寺の全面復興を終えて来年度より少林寺の法務活動を推進しようと色々模索中ですが、本日は午後より地元北國新聞社 編集局経済部・谷内俊介記者の取材を受けました。少林寺 庭園のもみじ
少林寺本堂 坐禅の設え
先般谷内記者が寳勝寺に来寺された折に少林寺の今後の活動について少し触れましたが、本日は来年度からの具体的な活動についての取材となり、前々より構想を抱いていた観光客向けの坐禅体験コーナーの説明をしました。少林寺の近くには「にし茶屋街」が、また野町には通称忍者寺で有名な妙立寺があり、多くの観光客で賑わいを見せています。にし茶屋街から少林寺門前を通り忍者寺に向かう道中は観光客が多く見受けられる為、観光客の皆様を対象に旅行中に坐禅を是非自由に体験して頂こうという企画で、堂内には坐禅布団が常に設置してあります。 和尚も来年から本格的に少林寺に在住して坐禅指導と法話を実施したいと思っています。また外国人観光客を対象とした寺泊も視野に入れ、禅寺での宿泊体験を取り入れたいと思案中です。いずれにしましても不活動寺院にならないよう色々工夫しながらの布教活動を願っています。友峰和尚より