和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2921話 】
2021年 08月 16日 談
令和3年度の盂蘭盆会行事を和尚が住職する福井・金沢寺院5カ寺すべて終えましたが、今暫くは宝勝寺ふれあいパーク霊苑墓前での祖霊供養諷経が続いていきます。住職としての仕事は多岐に渡るため、日々健康管理に気配りしながら法務遂行に当たっています。大安禅寺諸堂の修理保存工事も3年目を迎えようとしていますが、この度、山門の修復がおおよそ完了するというので棟札(むなふだ)を書きました。
大安禅寺 山門に納める棟札を書きました
今から約300年前の創建当初の棟札も大切に保存されていますが、今回書き記した棟札もおそらく数百年後、再び修復される時に日の目を見る事になると想像しています。今回は山門修復に携わった会社の名前も書き記しました。
5年後に本堂修復が完了した時には、関係者全ての名前を網羅して後世にまでその功績を伝えたいと願っています。明治期に一度本堂の大修復工事が行われていますが、近年の気候変動の影響からか建造物の痛みが早まっているようにも思います。この度の修復工事は「令和の大修理」と銘打っての大掛かりな修復保存工事ゆえに、緊張感を持って進めていきたいと念じている昨今です。友峰和尚より