和尚のちょっといい話
花しょうぶ園の整備が始まりました
これまでの自分の人生を振り返ってみると有言実行の日々を優先して来たように思いますが、最近では不言実行を優先するようになっているような気がします。どうして変わったかと言えば、やはり加齢と共に「有言」の必要性が無くなって来たように思うからなのかも知れません。
手ごわい雑草引き
誰に褒められるでも無くまた非難されるでも無く、73歳になった今、両親や師匠そして尊敬する諸先輩方々も亡くなり、ある瞬間にハッと自分の存在の無常に気づき、これからは不言実行の日々を生きていこうと思ったに違いありません。
子供は親の背中を見て育つと言いますが、それなら猶更のこと不言実行でなければいけません。有言実行は自分を鼓舞するための手段でしたが、今後は不言実行の毎日を歩みながら残りの人生を楽しんで生きていきたいと願うものです。
齋藤公一氏とともに
さて今日から花しょうぶ園の整備に入り、いつもお手伝い下さる斎藤公一さん並びに副住職とともに作業を開始しました。いつの間にか手強い雑草が菖蒲の周りに群生して思いのほか時間が掛かりそうです。何事も辛抱との闘いですから頑張って参りましょう!
文化庁 建造物保護調整室長・長尾 充 調査官が来寺されました
午後1時半からは文化庁より長尾充調査官が来寺され、松雲の間にて福井県・福井市の文化財関係者並びに文建協関係者そして修理委員会吉岡泰英会長出席のもと会議が行われ、その後現場視察をしました。自坊に戻れば寸暇を惜しんでの活動が続いていきます。更に頑張って参りましょう! 友峰和尚より
松雲の間にて 長尾調査官によるご挨拶
関係者の方々が出席し 修理委員会が行われました
大安禅寺 創建当時の図を御覧になっている様子