和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2373話 】
2020年 02月 16日 談
「 梅花 雪に和して香る 」 大安渓仙 書
雨模様のお天気となりましたが、例年より遥かに暖かい一日となりました。午前中には卑山責任役員総代・藤田通麿家の年忌法要のため新命副住職と一緒に出掛けましたが、久しぶりの地元お檀家様の御法要修業でした。この時期の故郷は実に穏やかで、大慈峰山の青々とした木々や若葉の芽吹きの匂いが春風に乗って香ってきて心が和むものです。問題視されている新型コロナウイルス拡散のことなど存在しないかのように穏やかです。テレビ番組で人気の「ポツンと一軒家」では有りませんが、今最も安全な場所は人里離れた静かな山奥の住まいだとつくづく思います。
何が功を奏するかわからない現代社会。都会での通勤電車やコンサートホールなど「濃厚接触」は避けられないのが現実で、新型肺炎コロナウイルスの感染拡大はこれからが心配です。ウイルスは目に見えない世界! 心も眼に見えない世界! 黄泉の国も目に見えない世界! 人間はいちど立ち止まって大いに目に見えない世界の安全安心を追求する必要に迫られていると感じる今日この頃です。友峰和尚より