和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2302話 】
2019年 12月 07日 談
寳勝寺の紅葉
午前午後とも御法要の一日となりましたが、師走月(しわすつき)は一年最後の月でもあり、年忌法要はじめ御先祖ご供養がこれからも多く修業されます。そもそも「師走」の語源は年末の僧侶の忙しい姿からついた言葉とあり「成る程!」とうなずけますが、現在ではお茶お花など御稽古事の御師匠さんを言うのだそうです。いずれにしても年末は誰もが忙しく走り回る姿は同じで、益々気忙しさが増してきたように思います。
本堂にて 年忌法要が修業されました
近年、年忌法要や祖先の霊供養を修業されるお家が少なくなって来ました。ニュースでは日本における今年の子供の年間出生数が遂に90万人を割ったそうで、「団塊の世代」と言われた昭和22年~24年の年間出生数が約300万人だった頃から比べ、3分の1以下にまで減少した事を考えますと、今後仏事はますます簡素化傾向に進むと思われます。少子高齢化社会に対応するための寺院の布教活動にも色々な工夫が求められているようです。友峰和尚より
夕刻、古田様御夫妻とともに