和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2239話 】
2019年 10月 05日 談

大安禅寺の今朝方の空気に、秋の広がりを感じたものです。「誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが見つけた 小さい秋 ちいさい秋 小さい秋 みつけた・・・」これはサトウハチロウさんの歌詞ですが、午前中に寳勝寺へ戻って見れば台所の調理机に「いが栗」がひとつ置いてありました。お向かいの竹筆屋の奥様が旅行のお土産にと持って来て下さったそうで、なんて素敵な御方なんだろうと、しばし いが栗を見つめながら「小さい秋」を感じていました。さっそく職員が和尚の掛け軸の横に飾ってくれました。街なかで秋の到来を感じるのは街路樹の紅葉ぐらいですから、本日は心のこもった「小さい秋の到来」を部屋の中に運んでくれたようでした。そして寳勝寺の玄関には、郡上八幡市・慈恩寺様の紅葉のお庭のポスターが飾られています。

郡上八幡市・慈恩寺様の庭園「荎草園」 紅葉のポスターです 

いが栗 と ツクバネの実

 

さて、午前中には卑山檀信徒・北條直敬さまの御親戚の皆様が静岡県浜松市より墓参に来寺され、爽やかな秋風を受けながら「ふれあいパーク霊苑 奥の院」にて墓前諷経を修業致しました。

北條直敬氏 と ご親戚の皆様

ふれあいパーク霊苑 奥の院にて 墓参諷経を修業致しました

どこからともなく「誰かさんが 誰かさんが・・小さい秋みつけた」の歌が聞こえてくるような、心休まるひと時となりました。友峰和尚より

 

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