和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2151話 】
2019年 07月 09日 談
「 閑 坐 」 渓仙 書
野町・少林寺の開山和尚は寳勝寺開山千岳宗仭和尚で、今から約400年前に加賀藩主・前田利常公の庇護を受け建立された禅宗寺院です。寳勝寺に住職した後、京都妙心寺からの要請を受け一旦妙心寺住職となり、任期を終えて再び金沢に戻ったのを機に利常公が少林寺を建立して千岳宗仭禅師が住職となりました。仏縁を得て現在、少林寺の住職として法務遂行に当たっていますが、盂蘭盆会や年忌法要を重ねる毎にお檀家様との親交も深まって来ています。
「 直 心(じきしん) 」 渓仙 書
「 無 」 渓仙 書
住職とは? 常に寺に有って法務を遂行する事から住職と言う!と言われましたが、正しくは「住持職」(じゅうじしょく)という法階で、「1寺を管掌する最高位の僧職」と有ります。さて、住職の職責として、本日は少林寺の境内立木の剪定を業者さんにお願いして盂蘭盆会に備えました。境内の整備も住職の大切な仕事の一つです。
少林寺 庭木の剪定が行われました
「 今日無事(こんにちぶじ) 」 渓仙 書
午後からは依頼された色紙書きに専念しましたが、どうも休みが取れません! 住職とはやはり「10の職」を有しているから「住(10)職」と言うのだと改めて感じた1日となりました。南無観世音菩薩 友峰和尚より
「 日々忍々 」 渓仙 書