和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2052話 】
2019年 04月 01日 談
このところ議員選挙応援の関係で金沢ー福井間を往復する日々が続いており、電車で通勤されるサラリーマン方々の気分を味わっています。自分の人生で思いもしなかった生活リズムですが、これも宿命なのかもしれません。ただひたすら今を一生懸命に生きている事には違いないようです。
今日4月1日は日本国の記念すべき新元号が発表されるという事で、午前11時半から今か今かと固唾を飲んでテレビ画面を見つめました。その場所がなんと車中で、それも福井市立郷土歴史博物館の駐車場で華蔵寺住職と一緒に食い入るように画面を見たものです。真に不思議なご縁で現在「大安禅寺の名宝」展が開催されており、まもなく宝物の入れ替えが行われるというのでさっそく見学に行く途中の出来事でした。
福井市立郷土歴史博物館学芸員・藤原さんとともに
新しい元号は「令和」と発表され心から嬉しく思いました。今年から大安禅寺の諸堂大修理工事が始まっただけに、より一層感慨深く感じたものです。元号発表後は学芸員の藤原さんの案内で寺宝を鑑賞いたしました。始めに卑山開山和尚・大愚宗築禅師像にお参りした後、学芸員の素晴らしい説明を聞きながら新鮮な気持ちで数々の宝物を拝見しました。
大愚宗築禅師御像の真前にて
華蔵寺御住職です
展覧会は5月6日まで開催されるという事で、皆様にも是非ご鑑賞いただきたいと願っています。今日は新しい元号を聞き不思議と心が躍りました。5月からは気持ちを一新して新たな人生の第一歩を踏み出したいと念じています。友峰和尚より