和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2013話 】
2019年 02月 21日 談

4月21日よりフランス・サンリス市で開催される「アートサクレ展覧会」に出展するアーティストの応募が200名を越え、作品数は500点に及んでいるとの連絡が入りますます緊張してきました。作品を応募された方の御国はフランスを始めアメリカ、インド、中国、韓国、日本ほか数ヶ国に上るそうですが、和尚は日本の禅僧として招待されており、禅書を公開する場所も聖ピエール教会の正面舞台上ということなので、今日は構想とともに実際に数点書いてみました。

 

国が違えば生活習慣や宗教に対しての受け取り方も異なるため、開催国と融合する作品の文言を選ぶことも重要かと思います。展覧会では墨蹟の大書も予定されており、近日リハーサルを兼ねて大書を試みたいと思っています。また同時に野口翠智先生も生け花パフォーマンスをされるため、その言葉に「無一物中無尽蔵 花有り月有り楼台有り」の禅語を選んでみました。いまや「禅(ぜん)」という言葉はヨーロッパ中に浸透しているだけに、書道を通して如何に禅の端的を現すことが出来るかが課題のようです。

 

「一樹春風有両般  南枝向暖北枝寒」

 

 

さて一服しているところに福邦銀行金沢支店行員の舟橋さんが来寺され、一緒に茶礼をしました。和尚のブログを読んでくださっているとの事で大変嬉しく思っています。なんでもない日常の生活を心の赴くがままに綴っているのですが、「喫茶喫飯是れ道」という禅語の如くあるがままの自然体で有りたいと常に願うとともに、和尚の「ちょっといい話」が皆様にとっても「いい話」で有る事を念じています。友峰和尚より

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