和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1745話 】
2018年 05月 29日 談
まもなく6月、水無月(みなづき)を迎え「第35回・花菖蒲祭」が始まろうとしています。開園して35年も経つというのに、いまだに緊張感に襲われます。と言うのも期間中、事故や諸問題が発生しないよう色々な方面に気を遣う事が増えていくからで、万全を期して望まなければなりません。事故は予期せぬところで起きることが多くありますから、約1カ月に及ぶ長丁場の間も徹底した園内整備が肝心です。幸いにこの35年間は無事にお祭りを円成出来てきましたが、それも多くのスタッフ皆さんの気配りのお蔭でした。今年も多くの方々に御来園頂き、花菖蒲、薔薇、紫陽花を愛でて頂きたいものです。
さて火曜日の今日は休寺日でしたが、和尚は法務に全力集中した一日となりました。午後には久しぶりに㈱豊蔵組の江川様と香林様が卑山を訪ねて下さり、しばし楽しく歓談しました。相次いで福邦銀行金沢支店の行員の方も来られ、最近では多くの方々が訪れて下さる寺となり、心から有り難く嬉しく感じています。7年前、兼務住職として就任した頃は全くに人の気配も無いと言っていいほど静かなお寺でした。今では絶えず毎日のように来客があり、伝統的仏教寺院としての面目躍如と言ったところでしょうか。
「来る人も又来る人も福の神」ですね。自坊からは、植施〈うせ〉用の花菖蒲の苗が届いたとか。さっそく明日は戻って苗を植えたいと思っています。花菖蒲達もきっと和尚の帰りを心待ちしている事と思います。友峰和尚より