和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1555話 】
2017年 11月 20日 談
突然! 和尚のアトリエのベランダにお猿さんが現れました! ひゃ!ビックリ! 息子の嫁から、最近よくつがいの猿がやって来るとは聞いてはいましたが、今日はなんとベランダからこちらをじっと見つめていたかと思うと屋根づたいにスルスルと移動していました。それだけではなく、今や毎日のようにイノシシがウリ坊を引き連れて境内を悠々と闊歩している状況です。
いやはやこれで卑山はイノシシ、猿、鹿・タヌキ・ハクビシン、アライグマ・ウサギ・リス等々、「大安禅寺自然動物園」の様相を呈して来たようです。いったいどうなってしまったのでしょうか? それとも昔の自然界に戻っているのでしょうか? そう言えば、夕刻になると今までに聞いたことも無いような甲高い鳴き声が山々に木霊(こだま)していましたが、あれは明らかに獣の鳴き声でした。昔の自然が戻って来たと思えばいい話なのですが、ここに来て野獣による農作物や人的被害が問題となって来ています。クワバラ!クワバラ!
猿が去って見ればそこは辺り一面が紅葉で埋め尽くされている景色! 絶景かな!絶景かな!「紅葉秋風に舞う」 禅語の世界です。凄いですね、毎年繰り返される自然の営みながら、言葉の挟む余地も無し。ずーっと眺めていたい心境でした。忙中に閑あり!! 友峰和尚より
「寳勝寺日誌」のコーナーで「落慶法要写真の続編」を御紹介しています。ぜひご覧ください。