和尚のちょっといい話
寳勝寺落慶法要 式台玄関の生花 / 文房流晴心会 野口翠智社中
台風21号が北上するに連れ北陸地方の天気は大荒れ状態で、昨晩は物凄い強風と共に凄まじい音を立てながらお寺全体を揺るがすほどでした。本当に間一髪!とはこの事でしょうか? ギリギリのところで稚児行列並びに落慶法要を無事終えることが出来た事に安堵したものでした。そもそもこの度は落慶法要のみならず、ふれあいパーク霊苑竣工の「祖霊総供養祭」も兼ねていた為、当然の事乍ら大雨になる可能性は想定していましたが、大型台風までやって来るとはお釈迦様でも知る由も無かったことと思います。霊供養には雨がつきものというより、むしろ雨そのものが霊の化身とも言える為、法要が盛大に成れば成るほど慈悲の雨を呼ぶわけで、やむを得ない状況でした。
幸いに稚児行列は雨も小雨であったため何とか円成出来ました。今日は早朝から強風と大雨で、もし一日ずれていればすべてがキャンセルであったわけで、心から神仏に感謝したものでした。いやいや無事に成就できたのは大本山妙心寺派宗務総長様はじめ多くの御寺院様そして参列して下さった御来賓、檀信徒、関係者方々の恩徳の賜物と深く感謝申し上げます。本当に有り難うございました。重ねて厚く御礼申し上げます。
素晴らしい御祝のお花を頂き、厚く御礼申し上げます
今日はご出頭下さった寺町各ご寺院様に御礼の御挨拶に伺った後、さっそく寺内の後片付けに入りましたが、思いも掛けず桂岩寺様が加担して下さり、夕刻までにはおおよそ元の設えに戻すことが出来ました。返す返すも一日違いの台風通過で卑山はかろうじて難を逃れましたが、ニュースでは多くの被害が報道されており心が痛みました。被災された方々には本当に心よりお見舞い申し上げます。
昨日の稚児行列に参加して下さった親御様には、道足の悪いなか落慶法要にお稚児さんが花を添えて下さったことに対し重ねて心より厚く御礼申し上げます。御参加いただき本当に有り難うございました。南無観世音菩薩 寳勝寺住職 髙橋友峰