和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1360話 】
2017年 05月 09日 談
今日は世の中の喧騒からは遠く離れた山寺に有って、ゆったりした休息の時間を楽しむ事が出来ました。家内が日々心を込めて管理している薔薇園で、卑山御詠歌婦人部皆様と息子の嫁と孫も加わってのティータイムとなり、ワイワイガヤガヤ、花が話題の中心でした。薔薇園は今年で3年目を迎え、今ではどの苗も大きく育っています。薔薇の種類は約30種あるらしく、薔薇の他にもクレマチスなども見事な大輪の花を咲かせています。
薔薇園の周りの紫陽花も大きな蕾をつけ、6月上旬の開花が待たれます。これから和尚も花菖蒲の手入れに入りますが、緑に囲まれた花菖蒲園は楽園そのものです。時折風が強く吹き抜け、鯉のぼりの鯉が勢いよく泳ぐ様を見て秘かに孫達の健やかな成長を祈りました。「無事是貴人」とはそのような心境を言うのであろうと感じ取っている間もなく、次々と難題が押し寄せてきます。どんな問題が生じても、心だけは常に無事でいたいと念じて止みません。禅語に「青山緑水元旧 明月清風共一家」(せいざんりょくすいもとふるきによる めいげつせいふうともにいっか)とあるように、何もかもが昔のまんま、そのまんまですね。
さて、大安禅寺御詠歌婦人部の皆様! 薔薇園をお楽しみ頂けましたでしょうか? 皆様から色々な地方のお土産を沢山頂き、こちらも有り難うございました。きっと大型連休を十分に楽しまれた事と察しました。笑顔で元気が何よりのお土産でしたよ。友峰和尚より