和尚のちょっといい話
傳燈寺 九萬坊大権現
台風15号の進路が気に掛かるところですが、その影響からか本日も猛暑日となりました。午前中にはふれあいパーク霊苑での開眼法要を修業し、午後からは兼務住職先の傳燈寺に出向き以前より依頼を受けていた地蔵尊菩薩の抜魂供養に出向きました。傳燈寺の裏山約30メートルばかり登ったところに九萬坊大権現(くまんぼうだいごんねん)をお祀りした御社があり、本日初めて参詣することが出来ました。
傳燈寺町会長・西川さんの道案内で急な山道を登ったわけですが、近年ではお参りする方も無くお社はひっそりとした佇まいの中に有りました。お御堂の中には九萬坊大権現の御神体とその脇に地蔵尊が祀られていましたが、今後の維持管理が難しいため施主の方が地蔵尊を引き取りに来られ、懇ろに抜魂供養を修業したのち山を下りました。お社は痛みが酷く、特に厨子に至っては朽ちかけた状況でしたので今後機会を見て修復したいと思っています。山を下りた後は傳燈寺本堂にて先代住職並びに開山和尚のご供養を申し上げ、寳勝寺に戻りました。
お御堂を掃除し、御真前にてご祈祷申し上げました
地蔵尊施主の方々が お参りされているところ
ともに参詣し 清掃作業を手伝って下さった 高倉さんです
寳勝寺とも縁の深い 津田家の御墓所にて
津田家五輪塔にて ご供養を修業致しました
山を下りた後 傳燈寺にて 町会長の西川さんが山を案内してくれました
開山和尚並びに先代住職の御供養を修業致しました
ところで九萬坊大権現とは天狗神のことで、詳しくは「金沢・九萬坊大権現」で検索ください。そう言えば、和尚の子供がまだ小さい頃「天狗の小太郎」の昔話をよく聞かせたものでした。本当に久しぶりに「天狗」と出会うことが出来た一日となったようです。友峰和尚より
お参りを終え、地蔵尊施主の方と歓談中