和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2024話 】
2019年 03月 04日 談
満開の梅の花 / 大安禅寺 愈好亭にて
弥生3月を迎え、春の訪れとともに大安禅寺には観光参拝客で賑わう声が戻って来ました。雪のない北陸地方の風景には違和感さえ覚えるのですが、雪の無いことがどれほど市民生活に安堵感を与えるか計り知れないものが有ります。
修理委員会のようす / 大安禅寺 客寮にて
小雨模様の境内の風情は、そこに住む者にしか得られない特別贅沢な空間と空気を感じます。今日は卑山にとって最も大切で重要な日で、先代住職からの悲願でもあった「諸堂全面修復工事」の入札日を迎え、早朝に鎮守堂にて工事無事円成の祈願をしました。昨晩は内孫の誕生会、一夜明ければ工事入札と、同じ居住区に有りながらこうも生活活動内容が異なることに戸惑いさえ覚えます。明日から2日間はアトリエで最後の作品制作に入る予定ですが、午後から越前市大滝町の越前和紙作家・長田和也氏を訪ね、オブジェ用の和紙を漉いて頂こうとレイアウトに吟味を重ねたものです。
越前和紙作家 長田和也氏とともに
人間の脳の働きは実に不可思議で、仕事の進捗状況に応じて即座に切り替わっていきます。いつの日か「ノータッチ」にならないよう「脳トレーニング」を怠りなく続けて参りたいものですね。頑張りましょう!! 友峰和尚より