和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1838話 】
2018年 08月 30日 談

臨済宗妙心寺派 平安山 良疇寺 様

「滋賀北陸教区 花園流御詠歌 発展拡充講習会」にて

8月も残すところ1日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 本日は残暑厳しい中、滋賀県長浜市・良疇寺様を会場に「滋賀北陸教区 花園流御詠歌 発展拡充講習会」が午前10時半より開催されました。各支部講員約60名が参加され、午後4時まで熱心に御詠歌の奉詠と同時に 慈恩寺 副詠鑑・東先生(岐阜県郡上八幡市)のご指導を受けました。近年、わが宗派では御詠歌を継承する方々が減少傾向に有り、それに加え講員の高齢化も加速しています。

 

御詠歌の素晴らしさは申すまでも無く、卑山年中行事の際、奉詠される度毎に参詣の皆様から称賛の言葉を頂いています。御詠歌が奏でる5・7・5・7・7の歌詞に調和のとれた鈴鉦のリズムは仏教の「声明(しょうみょう)」であり、法悦を感得する仏教音楽であります。日本古来の伝統的音楽「雅楽」等も仏教伝来に由来する古典音楽であり、色々な儀式に用いられて来ました。御詠歌は特に巡礼の際に各札所において奉詠されて来ました。伝統的日本文化が消滅の危機を迎えている今日、全国の教区に於いても花園流御詠歌の発展の為、講習を開催しながら後継者の育成に努めているところです。

 

 

宗務所長  終講の挨拶

 

本日は卑山からも寺庭と共に5名の講員皆様が熱心に講習に臨まれました。年中行事には欠かせない「無相教会 花園流御詠歌」の歌声が今後も継承されていく事を念じてやまないものです。本日は猛暑にもめげず最後まで練習に励まれた多くの講員の皆様、本当にご苦労様でした。友峰和尚より

 

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