和尚のちょっといい話
寳勝寺アトリエでの 色紙書き
暑くもなく寒くもなく大変気持ちの良いお天気となりました。少林寺の修復工事準備のため金沢に入ったものの宿題が山ほどあり、あれもこれもと先ずは出来るところから開始、まもなく開催される花菖蒲祭の志納所用色紙書きから始めました。本来なら屋外での仕事がしたいのですが、しばし辛抱して室内作業に集中です。
「一日清閑 一日福」 大安友峰 書
兼務寺院の少林寺は寳勝寺より徒歩で5分ほどのところに有る禅寺です。寳勝寺開山・千岳宗仭禅師が同じ開山和尚となっておりますが、寳勝寺に住職したのち、いったん京都大本山妙心寺の住職をされ、その後再び金沢に戻り加賀藩主第三代・前田利常公の庇護を受けて少林寺に住職されました。寺院の規模は寳勝寺と全くに同じで、寺内の構造も大変よく似ています。この度、寳勝寺全体の普請が殆んど終了した事を受けて来年度よりは少林寺に入っての寺院復興を予定しています。
少林寺 本堂にて 2017年7月 撮影
薫風のふれあいパーク霊苑 「奥の院」にて
スタッフによる清掃やお手入れ 美しく管理されています
兼務寺院の住職としての課題は山積みで、お堂の復興に合わせて後継者探しも重要な責務となって来ているようです。和尚に残された時間も限られてきているので、「善(禅)は急げ」の心境で頑張りましょう! ここに来て花菖蒲園整備からの関節の痛みが再び発生して悩んでいます。直接にも間接にも身体が一番大切に思う今日この頃ですね。どうか皆様、くれぐれも御身お大切にお過ごしください。南無観世音菩薩 オンマカキャロニカソワカ 友峰和尚より