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10/22落慶法要お写真紹介

2017-11-16

平成29年10月22日に挙行されました「寳勝寺落慶法要並びにふれあいパーク霊苑竣工式」のお写真をここに御紹介させて頂きます。(写真はすべて、金沢市野町・現代写真スタジオ様が撮影されたものです。)

《早朝 準備から稚児行列のようす》

小雨模様の中 早朝より準備

お隣りの承証寺様 書院にて / 御寺院様の総茶礼(打ち合わせ)が行われました

午前8時より 西方寺様(寺町4丁目)にて / 稚児行列参加者の受付開始

稚児行列 / 受付のようす

西方寺様本堂にて / 着付けを終え、境内で待機される御家族

出発の準備に入る 髙橋友峰住職 と 華蔵寺ご住職様(福井市)

大安禅寺並びに寳勝寺の縁者様はじめ金沢市内から一般参加の方々など 五十一名のお稚児さんと親族合せ約二百名の華やかな稚児行列です。

いよいよ出発のとき / 大朱傘・寳勝寺木曜坐禅会の佐藤氏

先達並びに仏旗 / 寳勝寺総代 北條様・須貝様

大先達 / 大本山妙心寺 金牛院様

蝶々の羽根をつけた役稚児たち

雨の中 傘も華やか 元気いっぱい

午前9時半 行列出発 / ㈱ココ・プランニングスタッフ様、㈱アイビックス様、皆々様の警護に守られ 

花園流御詠歌 大安寺支部の皆様 稚児行列をお出迎え / 寳勝寺山門にて

御詠歌隊とともに稚児を迎える 吉祥寺ご住職様(珠洲市) と 寳勝寺檀信徒の方々

稚児行列 寳勝寺入山

ふれあいパーク霊苑にて / 髙橋住職 顕彰碑除幕式へ

宝勝寺ふれあいパーク霊苑顕彰碑 除幕

寳勝寺本堂前にて 香水を受ける稚児

香水に引き続き 印証を受け お守りを受け取るようす

香水師 / 良疇寺ご住職様(滋賀県長浜市)

こんま師 / 安国寺ご住職様(岐阜県高山市)

儀式を終え、寳勝寺から西方寺様へ戻る参加者の皆様

 

《稚児行列後 法要のようす》

小雨のまま稚児行列を無事終了し 法要参列の御来賓を迎える受付スタッフ

妙心寺派 栗原宗務総長様、上沼総務部長様 並びに 中川美術館館長・中川様御夫妻を迎えて / 隠寮にて

文房流晴心会 野口社中の皆様による御茶の御もてなし

瑞源寺ご住職様(福井市)、大安禅寺責任役員総代 藤田様・蒔田様とともに 

法要の前に 御茶のおもてなし / 一般来賓の皆様とともに

法要の前に お席で開式を待たれる来賓の皆様

㈱ココ・プランニング 中本隆久会長様 中本大資社長様 並 ㈱豊蔵組 豊蔵享一社長様 江川三次部長様

吉祥寺ご住職様による司会のもと 落慶法要 開式

始めに 寺町の御寺院様が御出頭 / 金剛寺様(曹洞宗) 画像中央

妙立寺様(日蓮宗)、真長寺様(真言宗)、西方寺様(天台宗)

承証寺様(法華宗)

常松寺様(曹洞宗)

瑞源寺様の御案内により 妙心寺派宗務総長様 総務部長様 御出頭

導師 入堂

役稚児による 献灯 献花 のようす

 

文房流晴心会 野口社中の方による 献茶 のようす

 

 

香語(こうご) を 唱えているようす

ご祈祷に際し 印をきる 住職

 

 

大般若祈祷会 転読のようす

 

 

 

妙心寺派宗務総長様 御挨拶のようす

寳勝寺 責任役員総代 北條英俊氏 謝辞

感謝状授与式 / 松浦建設㈱ 代表取締役社長 松浦 弥 様

感謝状授与式 / ㈱豊蔵組 代表取締役社長 豊蔵享一様

 

御詠歌奉詠後 ふれあいパーク霊苑顕彰碑文奉読

 

ふれあいパーク霊苑顕彰碑文 奉読のようす

 

ご焼香のようす / 寳勝寺責任役員総代 北條英俊氏

寳勝寺責任役員総代 須貝外喜夫氏

 

㈱ココ・プランニング 中本隆久会長

㈱ココ・プランニング 中本大資社長

㈱豊蔵組 豊蔵享一社長

落慶法要の無事円成を知らす 鼓鉢打ち鳴らし

・・・祝賀会のようすは、次回につづきます・・・

 

第1551話

2017-11-16

昨夜の北陸地方はひと晩じゅう強風に雷や雨あられで、皆様もよく眠れなかったのではと思います。天気予報では一級並みの寒波がやって来るとか、くれぐれもご用心頂きたいと思います。和尚の周辺でも風邪をひかれている方が多く見受けられますので、部屋を暖かくしてお過ごしください。和尚も遂に今日から炬燵を利用する事にしました。昔から「風邪は万病の元!」と言います。特に近年は高齢者の肺炎が社会問題になりつつあるようですから、十分な養生が求められているようです。

本日のご法要のようす

 

法要に引き続き 「楽く楽く法話」をしました

昨日は夕刻までに寳勝寺に入り、本日のご法要と「楽く楽く法話」催行の準備をしましたが、実に冷え切った本堂内はまるで「冷房」が効いているような感じでした。無理もない事ですね、お寺は多くの亡くなられた祖霊が集まる所。それを「霊亡(れいぼう)」と言うのですからね。さてこの時期のお客様へのサービスはなんといっても「暖房」ですから、しっかり暖房器具を設えて今日に備えました。それと同時に、越前和紙作家・長田和也氏より行燈が届けられており早速に部屋に飾りましたが、明かりを燈すといっぺんに温もりが部屋中に広がっていく感じがしたものです。

暖かな光の中での 法話 となりました

幾重にも繊細に漉かれた 和紙の行燈

御供養に於いては堂内に香のかおりが広がり、法話に於いては人々の笑顔と笑い声が部屋の隅々にまで広がる時、お寺が生き生きとしてきます。約四百年の歴史を有する寳勝寺ですが、多くの卑山各各祖霊もお客様と席を同じくして和尚の話に耳を傾けているような気がしたものでした。「有と無」の世界、「霊と私」の世界! 皆様はどのように捉えられていますでしょうか? 十一月も残り少なくなって来ましたが、皆様お元気にお過ごしください! 友峰和尚より

夕刻 加茂さんと 落慶法要のアルバム打ち合わせをしました

第1550話

2017-11-15

境内を取り巻く樹齢二百年をゆうに越える楓の木々が真っ赤に染まり、晩秋の風情に酔いしれる一日となりました。今日は午前・午後と生き生き法話が催行されましたが、お客様にとってはグッドタイミングの紅葉日和となったようです。縁とは実に不思議なもので、本日ご来寺されたお客様はなんと和尚の兼務寺院、野町・少林寺の御町内の方々で、少林寺の奥様も参加されていました。新命副住職が布教出張で留守にしており、代わって和尚が生き生き法話をするため金沢から自坊に戻って来たわけですが、同じ町内からのお客様とはビックリしました。少林寺近くの宝勝寺でも法話をしているので、今度は宝勝寺に是非来てくださいってお願いした次第です。

それにしましても今の時代だからこそ出来ることだと、交通インフラの発展に感謝するばかりです。法話後は直ぐに法務のため金沢に戻りましたが、観光のお客様は精進料理を召し上がられゆっくりされたそうで、なによりのことでした。

さて、朝一番にはフランス・パリよりマーク・イゴネ&荒木芳栄夫妻が挨拶に来られましたが、このたび荒木画伯の御父上が他界され、昨日の通夜には和尚と家内も職員と伴に参列しました。今日は午前十時よりお葬儀でしたが、自坊の法務で欠席となったため、先にご挨拶に来られることとなりました。一日を通しても本当に色々な出来事があるものです。喜怒哀楽の人生なれど、人との出会いほど不思議なものはないと改めて感じ取った晩秋の古寺での安らぎでした。友峰和尚より

第1549話

2017-11-14

いよいよ今日から約10日間に渡って新命玄峰副住職が島根県妙心寺派各寺院・秋季特別布教に出発したため和尚が暫らく留守を守る事になり、さっそく午前10時半より「生き生き法話」挙行となりました。久しぶりの故郷での法話はあいにくの雨模様でしたが、この時期の雨は実に風情が有り和尚的には大変気に入っています。

晴れていたと思ったら急に雨あられの嵐となり、かと思ったら雲間から薄日が差して来るといった風に、北陸特有のこの時期の気候が和尚にはたまらなく魅力的に感じるものです。「雨あられ雪や氷と隔つれど解くれば同じ谷川の水」なんて歌も有りました。要するに、人生は誰もが山あり谷ありの日々を過ごして行くわけですから、人生も当然の如く自然現象と同じ状況の中に有るという事でしょうか?「嵐も吹けば風も吹く、女の道はなぜ険し・・・」って歌も有りましたが、この世に生きている限り老若男女を問わず「四苦八苦」の道は避けて通れません。お互いの助け合いこそが良き人生を歩むキーワードという事になりそうです。

お互いに助け合う為には辛抱が伴いますが、近年はこの「辛抱」が出来ない風潮のようです。「辛(しん)」の字の上に横棒を引くと「幸」の字に成るとはよく聞く説明ですがなかなか面白い説明です。この横棒こそ「辛の棒」だと思います。「艱難汝を玉とす」で一喜一憂せずに辛抱の力を身に付けていきたいものですね。さてもう辛抱なんかしたくもないとおっしゃられる皆様! 忍の一字こそが幸せへの道であると御釈迦様はお諭しされていますから頑張って参りましょう!友峰和尚より

第1548話

2017-11-13

秋晴れの中、境内の掃除中

「人生はまさに掃除である」 朝から晩までお掃除お掃除ホイサッサ!あっち拭く拭くホイサッサ!こっち拭く拭くホイサッサ!っていうわけで、お天気を利用して職員と共に境内の掃除と堂内の拭き掃除をしましたが、すぐに疲れてしまいました。どうもいけません、やはり毎日やっていないと息が上がってしまいそうになります。寺の中でじっとしていると次第に筋肉が衰えていくのがわかります。その点、自坊の大安禅寺は一日中歩き回っている感じで運動不足にはなりませんが、街なかの寺院では運動不足を補う為にも掃除は欠かせないところです。

12月発刊のフリー情報誌「金沢日和」 寺カフェの取材をして下さいました

JR金沢駅構内などで無料配布されます

さて、昨日とは打って変って静かな月曜日寺カフェの一日となりました。午前中には兼務寺院、本多町・瑞光寺に出向き、帰山後は自室の整理整頓に精を出しましたが、次々と溜まる書類の多さには閉口します。そもそも金沢四ヶ寺を兼務しているため、書類が混同しないようにする工夫も必要ですし、頭の中でシュミレーションしながらの作業となっています。今日は銀行にも出向きましたが、支店長さんと懇談する事も大いに寺務に役に立っています。ここでもやはり「掃除」ですね。また心の迷いを除き掃うのも掃除!です。多くの縁者方々の知恵を頂戴しながら毎日事務の整理を心掛けて行きたいものです。友峰和尚より

第1547話

2017-11-12

本日の「楽く楽く法話」

清々しい日曜日の朝を迎えることが出来ました。十一月も中盤に入ってきましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 返すがえすも健康が一番です! 午前9時半より地元団体様が来られ和尚の「楽く楽く法話」が催行されましたが、法話後は全員お抹茶で寛がれました。今日は和尚の理想とする寺院風景を見る事が出来ましたが、時間の余裕が有った為、未来型墓地「ふれあいパーク霊苑」に案内し、霊苑担当者が丁寧に説明するという具合で「法話あり、休息あり、霊苑視察あり」のコースと成ったようです。

地元 金沢市の団体様が来山くださいました

法話後、ふれあいパーク霊苑を見学されました

合祀墓「宙」にて 

人生の歩みの過程での「冠・婚・葬・祭」ですが、今ではどの部門も簡素化され、起承転結に乏しい一生ほど虚しく感じるものは無いのではと憂うところです。せっかくこの世に命を頂いたわけですから、成人式、結婚式、お葬式、ご法要に於いてはしっかりと履行して頂きたいと思うものです。またこのほかにもお誕生日や結婚記念日、還暦、古稀、喜寿、米寿、白寿など、家族ぐるみでお祝いする事も家族の絆や和合を思う意味で大切な事だと思います。皆様はどのようにお考えでしょうか? 人生にとって何が喜びで、何が心の安らぎになるかと申せばやはり家族団欒の一時が一番だと思います。「心は形を作り、形は心を整える」と言いますから、今一度「温故知新」の言葉を噛み締めていきたいと思います。

木々の紅葉 と 冬の花々 の コントラストが美しい「宙」の空間

さて、日曜日の寳勝寺「寺カフェ」には終日、琴の音が流れていました。この時期に琴の音色を聴いていると「嗚呼!もうすぐお正月だ」なんて思ってしまいます。光陰矢の如し! 一日一日を大切に歩んで行きたいものですね。友峰和尚より

第1546話

2017-11-11

雨ときどき秋光輝く 寳勝寺の六地蔵様

今日は終日不安定な気候となりましたが、午前も午後も法要に集中した一日となりました。晴れたかと思ったら急に暗雲が立ち込め、みぞれ混じりの冷たい雨模様になったりで、観光客にとっては移動が大変だったことと思います。午前中には野町・少林寺で檀家様の年忌法要を勤め、午後は寳勝寺での祖霊供養となったわけですが不思議と墓参の時だけはどちらも好いお天気となり無事に遂行できました。

少林寺にて 年忌法要のようす

少林寺 応接室にて

法要後、寳勝寺ふれあいパーク霊苑を見学されました

檀家様との交流は寺院にとって最も大切な教化の時間でも有り、最近になって法要も次第に復活しつつあり安堵しています。檀家様とのお話の話題は広範囲に渡り必ずしも仏法を説くわけでは有りませんが、東京や大阪といった御遠方より参詣されるため日頃はなかなかお会いする機会が少なく、そのぶん一年分の溜まりたまった話題で盛り上がる感じでした。

宝勝寺ふれあいパーク霊苑にて 檀信徒様の墓参

歓談のひととき / 遠方からの御来寺 まことに有難うございました

現代写真スタジオの加茂正光氏と 落慶法要アルバム作成の打ち合わせ

さて台所の改修工事も終了し、初めての土曜日の寺カフェでしたが、とっても明るくなった台所、どうやら以前よりスムーズに使えるようになったようで安心しました。住居の中で最も大切な場所は玄関・お風呂場・台所・トイレの4か所です。この度の寳勝寺復興の最後が台所となりました。寳勝寺の台所は約400年前の遺構を良く残しているだけに努めてそのままの形で利用しています。新しいものと古いものとが同居する台所、なかなか面白い眺めです。まもなく稼働する自動食器洗い機には、卑山開山和尚様もきっと驚かれる事と思いますよ。南無さん! 友峰和尚より

少林寺 隣家の蜜柑と境内の白菊

第1545話

2017-11-10

「 心 」 渓仙

毎日の天候が目まぐるしく変わっていきますが、これも秋特有の気象状況なのかも知れません。今日は良いお天気になりましたが、明日には気温がぐんと下がって冬型の気圧配置となるそうですからご用心!ご用心! 今までは気候のことなどさほど気に掛けませんでしたが、やはり油断は禁物です。お天気が良いと外に出かけたくなるものですが、台所整備工事も終了し明日からカフェを始めるということで、庫裡周辺の掃除と整理整頓をしました。

 

「一黙如雷」大安友峰書

落慶法要を無事に終えまもなく一ヶ月を迎えるわけですが、次なるは野町・少林寺の檀信徒名簿並びに法務整理が急務となっており、さっそく石川県庁からも書類提出の催促が来ており、いま少しの踏ん張りが求められているようです。しかしながら踏ん張りたくても踏ん張れなくなった時が心配です。最近では和尚も次第に気が弱くなってきたようですが、皆さんは口々に「その方がちょうど良い」とはなんたるチーヤ! いまさら開き直る気力も体力も無く、ひたすら「おっしゃるとおりです」と合点しています、ガッテン!ガッテン! まだ少々の気力のあるうちに、2019年度から始まる「大安禅寺諸堂全面修復工事」の件について今後の計画をしっかり練らねばなりませんし、新命副住職の晋山式(しんざんしき)も念頭においての瞑想の日々が続いています。11月の後半は玄峰副住職が島根県妙心寺派各寺院に秋季特別布教に出張する為、和尚が副住職に代わって「生き生き法話」を担当することになっていますが、その時間を利用して念じてみたいと思っています。さて、「ふれあいパーク霊苑」の若き職員皆様も日々頑張って職務を遂行しておられますので、和尚もそれに見習って精進して参りましょう!「刻苦光明必ず盛大なり!」負けたらあかんで!坊さんよ大志を抱け!ボーズビーアンビシャーッ!! 友峰和尚より

 

第1544話

2017-11-09

午前中の来客対応のため寳勝寺に戻りましたが、お寺に着くのと同時にお客様が来られました。グッドタイミングでした。妻の友人であり、オカリナ教室をされている辻先生がお弟子さんを伴って訪ねて来てくれたわけですが、いつの日か、ふれあいパーク霊苑でのオカリナ演奏をお願いしました。午後からも接客対応に当たりましたが、現在は台所工事のため水道・ガスが使えず、電気ポットが大活躍していました。もし突然、電気やガス・水道が同時に使えなくなったら本当にお手上げ状態ですから、日頃から簡易ガス器具や水の留保が必要だと感じました。特におトイレなどは水が止まると全く使えなくなる為、文明の力を喜んでばかりはおれないようです。

辻先生と教室の皆様とともに

夕刻には卑山総代の須貝様ご夫婦がお土産を持参されました。東京在住の息子さんと富士山にドライブに行って来たそうで、お土産に「富士山羊羹」を頂きました。この羊羹、どこから切っても富士山の形が出てくるそうで、お供えしてから頂く事にしました。土産話にも花が咲き、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

須貝総代様御夫妻とともに

富士山のお土産に、富士山ようかんを頂きました

本日の台所工事のようす

台所では急ピッチで食洗機の取付工事などが行われていました。この土曜日から再び寺カフェ開始の予定です。読書の秋!ご来寺皆様にはカフェでゆっくり寛いで頂きたいものです。友峰和尚より

 

 

第1543話

2017-11-08

温かい一日となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 本日は歯の治療のため急遽自坊に戻りました。69歳にもなりますと歯のみならず身体のあちこちが痛んでくるもので、しかも突然襲って来ますからご用心ご用心! 普段からのきめ細かいメンテナンスが大切ですね。少々の不具合なら後回しにしていた事も、今では直ぐに治療しないと後の祭りになってしまいます。しかしながら故郷に戻ることは実に爽快でなによりの全身ケアになりますから不思議な話です。御仏の慈悲でむしろ必然的に自坊に戻されているのだと思った次第です。世の中何事もすべて好い風に考えるのが一番です。

生まれ故郷の大安禅寺は晩秋の様相を見せていました。谷風を受け参道脇の色づいた木々の葉っぱが一斉に舞い散る姿には拍手喝采です。良寛和尚の辞世の歌「裏をみせ 表をみせて 散る紅葉」そのままで、やはり自然の営みの中に深い心の安らぎを感じます。この時期の夕刻の静けさもまた格別なものを感じます。金沢市内喧騒から離れ深山幽谷の境を感じ取る瞬間でも有ります。和尚にとって人生で最も不可思議な体験を与えてくれています。このような体験が出来る事がきっと和尚へのご褒美なのかも知れません。

「萬法は一に帰す」とはこのような心境をいうのだと思います。参禅は須らく実践を要す!で、知識での悟りでは自由が効きませんが、実体験の境地ほど清々しく感じるものは無いですね。さて、一晩リフレッシュして明日から再びチャレンジャーとして頑張って参りましょう! 負けてたまるか!! 友峰和尚より

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