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第1980話

2019-01-19

今年の干支色紙描きも愈々佳境に入って来ました。依頼された色紙の残り枚数もあと60枚でしたが、どうやら全ての目標値を達成したようです! いずれも節分会ご祈祷札と共に1年間お世話になった卑山協力会各社皆様への御印として、この30年間描き続けて来た干支色紙。来年の干支は「子(ね)」ですから、干支の最初に戻ります。

新しい除雪機の 再々点検が行われました

すでに二巡したと思われますが、以前、県外にお住まいの信者様のお宅を訪ねたところ、十二支の図を横額にして欄間に飾ってあり、大変感動したことを思い出します。これまで描いてきた十二支の図がすべて和尚の手元に保管されているわけでない為、とても有り難く思っています。昨年11月頃から書き始めた「亥」の干支図も凡そ300枚以上は描いたと思いますが、節分が明けても今度は参拝者志納所用として引き続きゆっくり描いて行きましょう!

さて、最初の頃の干支図が良いか、それとも今描いている「亥」の図の出来が良いかは分かりませんが、少なからず1枚1枚手書きで描いて来た事には違い有りませんから、どうか和尚の気持ちを受け取って頂けたら幸いです。今年のテーマは「吾道一以って之を貫く」です。一に徹して頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

第1979話

2019-01-18

相変わらず法務遂行のため福井と金沢間を行き来する日々が続いています。時々、朝の目覚めの際どちらに居るのかと錯覚を起こすことがしばしば有り、認知症を疑うほどです。まもなく節分会を迎え、和尚も今年71歳の厄年となるので、懇(ねんご)ろにご祈祷したいと思っています。

宝勝寺にて 一周忌法要が修業されました

えっ!71歳は厄年ですか? なんて聞かれますが、勿論厄年なんです! 一般的には女性は33歳、男性は41歳を厄年と言いますが、10年ごとに人生の節が2年間やって来るため、31、41、51、61、71歳は総べて厄年に当たります。その節に当てはまる方はぜひ厄除祈祷を受けられる事をお勧めしたいと思います。

助野様が 年頭のご挨拶に来寺くださいました

桂岩寺様とともに

さて今日も新年のご挨拶を頂き有り難うございました。1月も半月を過ぎ、気持ちの中ではまだまだお正月気分でいたいのですが、節分会までにはがらりと心機一転を図りたいものです。友峰和尚より

第1978話

2019-01-17

時折アラレの混じる冷たい小雨模様の一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? いま本当に風邪が流行っているようで、特にインフルエンザが流行しているそうですから予防が求められます。和尚も13日頃から喉を傷め、咳が止まらず、夜も眠れないほどでした。掛かり付けの医師に診て頂いてからは少しずつ回復に向かっています。しかしながら喉の痛みは依然続き、お経を唱えるにもガラガラ声では申し訳なく一刻も早く全快させたいと治療に専念しています。

今日は今から24年前の午前5時46分、阪神淡路大震災が発生した日で、和尚は当時、椎間板ヘルニアの治療のため入院中でした。ちょうどトイレに入っていたところに突然大きな振動が襲い、急いで病室に戻ってテレビを見たところ恐ろしい光景だったことを思い出します。昨日の宮中歌会始の席で天皇陛下が詠まれた歌が心を打ちました。「贈られし ひまわりの種は 生え揃い 葉を広げゆく 初夏の光に」という和歌ですが、この”ひまわり”とは、阪神淡路大震災で家屋が倒壊して亡くなった加藤はるかさん(当時11歳)の自宅跡地に咲いたひまわりの種を、2005年、震災10周年追悼式典後に遺族少女から両陛下へ贈られたものでした。通称「はるかのひまわり」として現在、震災復興のシンボルとなっています。

天皇陛下はそのひまわりの種を大切に育てられ、この度の震災復興とはるかさんの御冥福を祈る真心の篭った歌です。常に国民と共にある天皇陛下のお心に涙した御歌でした。南無観世音菩薩  友峰和尚より

 

暖かな冬です

2019-01-17

1月も15日を過ぎ寒さ厳しい毎日ではありますが、近年には珍しいほどの暖冬のようにも感じています。境内を吹き抜ける風はなぜか朝から温かく、小森庭園(福井県坂井市)の末政様からご寄進頂いた門松の梅も、すでにつぼみが膨らみ始めています。寺カフェの作業で寺内を往復しているとだんだん身体が暖まり、セーターを脱いでみたり、着てみたり、用意したホッカイロも一つも使わないまま冬が過ぎていきます。

室内に飾っていた梅枝には、小さなお花が咲きました

昨年とはまったく違う気候に、草花も少々戸惑っているように思います。秋の花が咲き続け、前の葉が落ちないまま新芽が伸びてきた紫陽花など、あまり見たことのない光景です。

オダマキの新しい葉

ですが、まだ立春も過ぎておらず上空は冷え切っているのかもしれません。叩きつけるように大きなアラレが降り、さらに大きな塊となって屋根からバタバタと落ちてくると恐ろしいほどです。普段の生活にとって暖冬のほうが都合が良いのですが、周囲の音も消えるほどシンシンと降る雪が一度も見られないのは残念な気持ちであります。

 

第1977話

2019-01-16

雪が降る前に 新しい除雪車の入念な試運転

喉の痛みもようやく和らぎ、平常の健康状態に戻りつつあります。「喉の痛みぐらいで、なに言ってるの?」と自分でも不甲斐なさを思うのですが、身体のどこかに不調が生じると途端に意気消沈してしまうものです。自分の身体はあくまでも借り物で、父母から分け与えて頂いた大切なものでも有ります。しかしながらいつかは必ずお返しする日がやって来ることも事実で、それが故に日頃からの丁寧なメンテナンスが求められています。

 

1月の寺カフェは まだまだお正月の雰囲気

さて今日は会計監査の日という事で、福井より片岡経営会計事務所職員の方が来られ丁寧な経理監査が行われました。そもそもこの”経理”ですが、「経」はお経の「経」で経糸(たていと)のことです。何事もしっかりした経糸が大切で、仏教では「スートラ」と言いお釈迦様の悟られた真理を伝える経文の事、いわゆるお釈迦様と弟子との心の絆のような意味を持ちます。寺院運営も丁寧な経理監査と経営指導によって保たれています。「進歩と調和」は会計帳簿の中に如実に現れているようです。友峰和尚より

第1976話

2019-01-15

3日ほど前から咽喉の奥がヒリヒリと痛み、風邪の初期症状が出てきた為病院に行こうと思いましたが3連休で何処もお休み。今日は満を持して掛かり付けの川北病院で診察してもらいました。どうやらインフルエンザではなくホッとしましたが、現在全国的に猛威をふるっているとかで、皆様もどうか風邪には気を付けて頂きたいと思います。

      

火曜日という事で久しぶりに休息をとり、身体の養生に専念しました。ふり返れば昨年末から今日まで殆ど休むことなく法務に専心しており、きっと疲労が蓄積しての体調不良だった思います。最早無理がきかない年齢なのかもしれません! 若い時は直に疲れを感じますが、加齢と共に感覚が鈍くなり疲労感を察知できなくなっていくそうですからご用心ご用心! 何事もほどほどが一番だとは思うのですが、ついつい頑張ってしまうのは性分かも知れません。

沢山のお薬を処方して頂きましたので、早速飲んで一刻も早く回復するよう願っています。何をするにも健康が大切ですね! お互いに健康には十分留意して冬を乗り切りましょう! 友峰和尚より

第1975話

2019-01-14

本当に気持ちの良い天気が続いています。新年の行事「大般若祈祷会並びに檀信徒新年会」を終えると直ぐに節分会の準備が始まり、休息する間も無く御祈祷札(ふだ)書きが始まろうとしています。

㈱ココ・プランニング 中本社長様とともに

今日は寳勝寺での執務となり、午前中には㈱ココ・プランニングの中本大資社長が年始の御挨拶に来寺されました。松の内も15日までで、鏡餅など全ての正月飾りを明日片付けようと思っています。宿題の干支色紙描きがまだまだ残っていますが、本日は思いがけずも東京在住のお檀家・額様より消炎鎮痛剤を沢山御恵送頂き、本当に有り難く嬉しく思ったものです。相変わらず肘の腱鞘炎に悩まされているため大助かりでした! さっそく使用させて頂き頑張って描き続けていきたいと思います。

たくさんお届け下さり、誠にありがとうございます

午後からもお檀家の安田様が年始ご挨拶とご法事の件で来寺下さいましたが、最近では寳勝寺檀家様との親交が深まり何かと気を使って頂き感謝しています。さて3連休も多くの観光客で賑わいを見せた寳勝寺、寺町パワースポットとして少しずつ広がりを見せているようです。友峰和尚より

第1974話

2019-01-13

地元 福井市田ノ谷町の左義長御祈祷

午前7時より、副住職とともに地元町内の左義長のご祈祷を修行しましたが、本年はすっきりと晴れ渡った中での御祈祷となり内孫二人も一緒に来ていたため記念写真を撮りました。昨年は大雪の中での左義長だったように思います。やはり今年は暖冬なのでしょうか?

午前9時半には責任役員総代3名も来寺され、年賀のご挨拶をした後しばし歓談しましたが、話題は専ら選挙のことでした。今年の4月には県議会議員選挙、知事選挙、5月には市議会議員選挙があり、その後7月参議院議員選挙と12月には福井市長選挙が予定されており、選挙一色の年になりそうです。

副住職と 孫の瑞月、芭月(はづき)とともに

午前10時より今年最初の年中行事「大般若祈祷会」が厳修され、その後は枯木堂に於いて檀信徒総会並びに年賀会が開催されました。毎年恒例の行事乍ら檀信徒皆様の無事を確認できる交流の場となっています。

檀信徒皆様による大般若経転読 / 大安禅寺 修正大般若祈祷祭

檀信徒総会並びに年賀会 / 枯木堂にて

まもなく開始される重文諸堂修理工事を念頭に「工事安全!健康安心」を念じての御祈祷となりました。5月から元号が替わり新しい年が出発します。気持ちを引き締めてこの一年を過ごして参りたいと思います。友峰和尚より

第1973話

2019-01-12

武藤様御夫妻とともに

このところ北陸地方は穏やかなお天気が続いており安堵しています。午前中に武藤様御夫妻が岐阜県より新年のご挨拶に来寺下さり、しばし歓談しましたが、精力的に新しい仕事にチャレンジしておられ近未来志向の話題に花が咲きました。和尚もIT時代に乗り遅れないように情報収集に努力しています。

御来寺くださり 誠にありがとうございました

午後からはふれあいパーク霊苑での年忌法要が営まれ、幸いに晴れ模様となり無事に修業することが出来ました。昨年は大雪に見舞われ除雪に追われる毎日でした。寳勝寺では今年も新しい出会いが増えていく気配で、今日なども京都、富山、東京からの法要参加者となりました。

卑山では宗旨宗派を超えての法要も増えつつ有ります。歴史の変遷とともに仏事法要形態も大きな変革を求められているように思います。さて、明日は大安禅寺で新年の「大般若祈祷祭」が厳修されますが、こちらは連綿として伝統仏教の形態が伝承されていくようです。友峰和尚より

第1972話

2019-01-11

仁さん御夫妻とともに

昨年は1月10日夜半から降り始めた雪が13日まで降り続き大雪となりました。今年は暖冬ということで雪が有りませんが、気温は例年並みで低く先日はマイナス1℃でした。今日は日中気温が8℃となりましたが、気温が2℃と8℃では天と地ほどの温度差を感じます。穏やかな天気に恵まれた暖かい一日でした。卑山に一泊された仁さん夫妻と朝食を共にした後、お二人は大安禅寺に向かいました。

 

近年は毎日のように来客を迎える寺となり、もとより望むところながら加齢と共に身体が思うように動かないぶんジレンマを感じます。「気力・体力・決断力」この三つの力を備えることを”魅力”と言う!と自分で言いながら、最近では”忍耐力”が加わってこれを「死力(4力)を尽す」と言った方が説得力があるようです。

㈱エムエムシー 大竹将人社長が 年頭のご挨拶に来寺されました

さて、1月13日 日曜日の午前10時半より大安禅寺新年行事「修正大般若祈祷祭」が厳修されますが、こちらも”全身全霊”で望まなくてはなりません。「気力・体力・決断力・忍耐力」を充実させて、頑張って参りましょう! 友峰和尚より

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