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第2189話
台風一過! 心配された北陸地方への影響でしたが、どうやら無事に通過したようです。この度の台風により被害に遭われた地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。自坊の盂蘭盆大施餓鬼会と諸堂修理工事檀信徒説明会を終え、本日は法務遂行のため金沢・寳勝寺に入りましたが、お盆が明けても金沢市内観光を楽しむ観光客で例年通りの賑わいを見せた寺カフェでした。
大人気の 長田製紙所・越前和紙朱印帳 です
近年「御朱印帳」持参のお客様が急増しています。その年齢層はさまざまですが、なかでも若い女性の皆様に人気を博しているようです。以前の御朱印帳は伝統的なものが多く見受けられましたが、最近は色柄もカラフルで、御朱印を書く側にとってもデザインを楽しみながら書いています。チョット頂けないのは有名な神社仏閣の御朱印にプレミアがついてインターネットで売買されているそうですから、ここでもネット社会の問題が出てきているようです。いずれにしましても御朱印の本当の意味は「写経したものを奉納ご祈願した印として受け取る」ものですから、お間違いのないように。
基本の御朱印帳も有ります
手作りの 御朱印帳袋 も人気です
さて、和尚はようやく5ヶ寺の盂蘭盆会を全て円成し、心から安堵の中にいます。明日は寳勝寺お檀家様の年忌法要が予定されていますが、気持ちを一新して臨みたいと思っています。猛暑の厳しき折、皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より
本堂裏庭にて 龍潭寺むくげ が咲き始めました
第2188話
大安禅寺御詠歌婦人部による 盂蘭盆大施餓鬼会 御詠歌奉納
台風10号の影響で時折強風が境内を吹き抜ける中、午前10時半より「大安禅寺盂蘭盆大施餓鬼会」が厳修されました。本堂は修理工事中の為、今年からは冷房の良く効いた枯木堂での法要となり、外の気温は36℃と猛暑日でしたが参詣者の皆様にとっては極楽!極楽!といった環境でした。本日は法要終了後、修理工事の経過報告を兼ねた「檀信徒説明会」も開催された為、例年より多くの参詣者で満席となったようです。約12年間に及ぶ修理工事の為、今後の年中行事はすべて枯木堂を使用しての法要となります。
檀信徒説明会では、新命副住職の司会で修理工事の現況報告が工事関係者によってなされましたが、冒頭に工事施工者、松浦建設㈱ 社長・松浦弥氏のご挨拶が有り、引き続き工事監督責任者で文化財保存研究協会・高木氏による解体工事進捗状況説明が行われ、スクリーン写真を用いながら檀信徒皆様に分かりやすく重要文化財保存の大切さをお話しされました。
檀信徒説明会にて
松浦建設㈱ 代表取締役社長 松浦弥氏のご挨拶
文化財保存研究協会・高木氏による解体工事進捗状況説明
また新命副住職が補足の説明をした後、この度大本山妙心寺塔頭、雑華院住職・華隠窟老大師様より卑山重文諸堂修理工事に対して多大なるご浄財ご寄進を賜りました件について、時系列を以って詳しく説明をさせて頂きました。檀信徒説明会の最後には、今後の浄財勧募についての勧募委員会を設立する旨の御願いをして散会となりました。檀信徒皆様には今後とも絶大なるご支援ご協力を賜りますよう、何卒心よりお願い申し上げる次第です。友峰和尚より
第2187話
明日の午前10時半より「大安禅寺盂蘭盆大施餓鬼会」が枯木堂で厳修されます。諸堂修理工事のため今年より枯木堂での法要となりますが、冷房が備わった涼しい堂内での法要となり有り難く思っています。今年のような連日35℃を越える猛暑日の中では、冷房なしでは本当に大変です。ましてや熱中症の警告が毎日出ているので尚更の事です。お盆休暇で修理工事はストップしていますが、檀信徒の皆様には法要後に現場視察が予定されています。台風10号の影響で、北陸地方は明日の午後から風も強く大雨になるとか。天候状況が気に掛かるところです。
桜衣(さえ) と 楓実(ふみ) です
さて、滋賀県から長女の子供が里帰りで来ており、和尚のアトリエに遊びに来ました。孫の成長に接するのは本当に嬉しいものですね。そういえば本日金沢より帰寺した折、福井駅は大勢の帰省客で賑わっていましたが、息子や娘の里帰りで迎えに来ている両親(じいじ・ばあば)と孫達との会話ほど微笑ましい光景は有りません。里帰りと同時にご先祖のお墓にお参りされる光景がいつまでも続くことを願いたいものです。友峰和尚より
第2186話
行燈仕立ての 日中友好の朝顔 まもなく開花
「地震・雷・火事・おやじ」とは日本における恐ろしいものの例えですが、その中に「台風」が無いのは如何なものかと訝(いぶかし)がる方がおられますが、実はその「おやじ」こそが「台風」を指すのだそうです。その理由は、昔の親父と言えばひとたび怒ると台風の如き様相を見せたのもつかの間、まるでつむじ風のように去って行きます。どちらにしても歓迎できない実態でも有ります。心配される台風10号ですが、ゆっくりと本土に向かっている様子で大変心配しています。
碗蓮の花 着々と大きくなっていきます
寺カフェは里帰りのお客様で例年通りの賑わいを見せていますが、台風到来の影響からか何処となしか落ち着かない様子でもありました。8月15日、大安禅寺盂蘭盆施餓鬼会の午後に北陸を通過するとか、本当に無事通過することを願っています。
大安禅寺檀信徒の小林さんと 新命副住職とともに
本日は休息を返上してカフェの台所方に入りましたが、夕刻には新命副住職がお檀家の小林さんと共に寳勝寺に寄ってくれました。風も幾分強くなって来たようでしたから安全運転での帰福を願いました。全国的に水難事故も多発している様ですから海水浴には十分気を付けて頂きたいものです。家族の団欒は安全安心が一番ですね!
第2185話
ふれあいパーク霊苑にて ご供養を修業しました
大安禅寺お檀家棚経を無事に終え、本日は金沢での法務遂行にあたりました。旧盆を故郷で過ごす方も多くおられ、ふれあいパーク霊苑に墓参されるご家族も後を絶ちません。本日は開眼納骨供養が午前午後とも修業され、まだまだお盆のお参りが続いています。開苑3年目を迎えているふれあいパーク霊苑ですが、隅々まで整備されている霊苑はその美しさを増しているようです。
早朝から夕刻まで 多くの方々が墓参に来られています
午前中には須貝外喜夫総代様のご子息、遼さんが東京よりお盆休暇で帰省され、ご挨拶に来られました。コンピューターソフト開発に携わっており、和尚からも色々とシステム開発のお願いをしました。もはや電子社会を無視して未来は考えられませんから、須貝さんにはますます頑張って素晴らしいソフト開発に尽力してほしいと願うものです。
須貝 遼さんとともに
地元の棚経中には大安禅寺の総代様からも健康状態を心配されましたが、年々ハードになっていく法務遂行ですからそろそろ和尚のアンドロイドを作って欲しいと密かに期待するものです。さて台風10号の進路が気になるところですが、夕刻より北陸地方にも風の影響が出始めました。無事の通過を只管祈るのみです。友峰和尚より
第2184話
台風10号の動きが心配されますが今日も36℃を越える猛暑日となりました。昨日に引き続き地元お檀家様のお盆棚経に早朝より新命副住職と回りましたが、流石に足腰の痛みに堪えながらの修行となりました。毎年恒例の行事ながらどの家もお仏壇のお掃除とお飾りが行き届いており、お精霊迎えの読経も一緒に唱えました。
近年、核家族化と少子化が進んでいることもあって例年より家族そろってのお参りが少なくなっているように思います。寺院側も今後、色々と案内状の工夫しながら祖霊供養に家族全員が参加できるよう努力を続けていきたいものです。
お釈迦様没後約2500年を経た今日ですが、読経をするたびにお釈迦様の教えを感じ取り深い安らぎを覚えるものです。誰よりも誰よりも棚経を修しながら祖霊への感謝と共に仏法の法悦を感じ取っています。連綿として引き継がれていく盂蘭盆棚経ですが、報恩菩提の心の灯をひとときも消し去ることの無いよう祈るばかりです。友峰和尚より
夏の寺カフェです
猛暑続きの今夏ですが、寺カフェスタッフはおかげさまで連日元気にお務めに励んでおります。 「日中友好の朝顔」も元気に育ち大輪のお花を咲かせていますが、6月下旬に植えた苗の蔓はこれからつぼみが膨らもうという段階で、まだまだこれからが本番です!
炎天下でも涼しく咲く アメリカンブルー の花が咲き始めました
夏休みということで沢山のご家族連れが来寺されていますが、子供さんの中には熱中症気味でぐったりとした姿もしばしば見受けられます…。ひんやりとしたお堂の畳の上でしばし横になり、すっかり回復して笑顔が戻ってくると本当に安堵です。また今日は、とてもうれしいことがありました。
2年前の夏から育てている碗蓮です。宝勝寺ふれあいパーク霊苑開苑を記念して購入したものですが、2年ぶりの花芽が出て来ました! 水鉢を替えたり肥料をやってみたりしながらも半分あきらめていましたが、夏の忙しさを応援してくれるかのように突然、凛とした蓮が立っていました。本当にうれしく思わず声を出して喜んでしまいました。
どのような花が咲くのか、あまりに小さく心配になりますが、無事お花が開きましたらまた数日後に、ご報告させて頂きます。尚、8月の寺カフェはほぼ休まずオープンしておりますので、お近くへお越しの折には是非お立ち寄り下さいませ。心よりお待ち申し上げております。
第2183話
地元 田ノ谷町お檀家様のお家にて 盂蘭盆棚経のようす
午前7時に地元お檀家様の盂蘭盆棚経に新命和尚並びに総代様を御伴(おとも)に出発しました。毎年恒例のお盆行事棚経ながら、お檀家様との交流を深める大切な行とも成っています。
地元棚経は今日と明日の2日間行われるわけですが、それが終わりますと愈々8月15日午前10時半より「盂蘭盆大施餓鬼会」を厳修する予定となっています。和尚が小学生のころから、父親に連れ立って棚経に回っていましたが、あれから約60年近くなるかと思います。今では自分の年齢が72歳となり、父と一緒に回っていた時のことがただただ懐かしく思います。
最近では金沢での法務遂行が増えてきている為、お檀家様ご家族とお話しする機会も少なくなっていましたが、本日はゆっくりと会話を楽しみながらの諷経となったようです。さて相変わらずの猛暑日が続いていますが、くれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より
第2182話
大安禅寺諸堂修理事業 基礎工事のようす
台風10号が15日のお盆に本土直撃か!!なんて物騒な気象庁予報です。無事の通過を願いたいのですが、今日も相変わらず35℃を越える猛暑日が続いています。この猛暑のなか、卑山諸堂修理の基礎工事が着々と進められています。工事関係者皆様には心から猛暑のお見舞いを申し上げたいと思います。写真の如く実に丁寧な調査をしながらの解体工事となっています。どの部材にも番号が付けられ解体されていくため時間が掛かります。
現場監督の話によれば、創建当初の色々な建築構造が新たに発見されているとか、興味深々といったところです。8月15日の盂蘭盆施餓鬼会の席で檀信徒皆様には工事進捗状況の説明会が予定されています。
中村修二家 盂蘭盆棚経にて
さて今日は、日頃大変ご厚誼頂いている㈱アイソウシャ 会長・中村修二家の棚経に参りましたが、諷経終了後には中村幸雅社長も同席しての楽しい歓談の席と成りました。長女の六花ちゃんがお抹茶のお運びしてくれました。とっても可愛いお嬢様です! 家族っていいですね! お盆は家族全員でのご先祖供養を願って止まないものです。友峰和尚より
第2181話
「 流 水 」 渓仙 書
もう言葉も無いほどの猛暑続きで日々熱中症が心配されます。日中気温も37℃と体温を越えていますから、外出時はくれぐれも気を付けて頂きたいものです。昨日に引き続き盂蘭盆棚経に新命副住職と出掛けましたが、車の冷房もフル回転ながら太陽の猛烈な日差しを浴びてなかなか涼しくならず、到着の頃にようやく効き始める始末! 昔の方はどのように過ごされていたんでしょうか?
本日は卑山総代・上田家の棚経に出掛けましたが、いつもながらの御夫妻の温かいおもてなしを頂き心から感謝申し上げました。読経後には上田総代ご自身手打ちの御蕎麦と奥様心づくしのお料理を新命と共に頂きました。ご子息もお手伝い下さり、お孫さんも加わって賑やかなひとときを過すことが出来、本当に嬉しく思いました。お盆の棚経は、御檀家様との懇親を深める場でも有ります。ご先祖のご供養とあわせ、今の無事に感謝しつつ棚経が続けられていきます。
上田保次郎総代
ご子息と、お孫さんたち
さてパリ・サンリス市「アートサクレ芸術祭」に出展予定だった作品の額装を斎藤表装店に依頼していましたが、夕刻、店主の斎藤公一氏が持参してくれました。作品を見ながら再び当時を懐かしく思い出していました。9月頃、金沢野町・少林寺で回顧展を開催したいと思っています。友峰和尚より
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