和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3591話 】
2023年 06月 17日 談
ヒメヒオウギスイセン / 寳勝寺境内
梅雨明けはまだですが日が過ぎるごとに暑さも増しており、今日などは外での作業は熱中症が心配されるほどの蒸し暑い天気となりました。相変わらず寒暖の差が激しいため、くれぐれも体調管理には十分気をつけて頂きたいと願っています。
三回忌の墓前供養諷経を修業いたしました
ルリギク
7月のお盆月が近づくにつれ祖霊供養を申し込まれる方が増えていますが、午前中には墓前年忌法要が営まれました。霊苑内整備の庭師の方が毎日入念な草木の手入れをされており綺麗に整備され、色とりどりの紫陽花がひときわ大きな花弁を広げ苑内に涼しさを感じさせてくれています。
本日のウォーキング / 兼六園コースより
この時期の禅語に「微風幽松を吹く 近く聴けば聲愈々よし(びふうゆうしょうをふく ちかくきけばこえいよいよよし)」とあるように、松の間をすり抜けて吹く風は値千金で有るがままに心は爽やかそのもです。
美しい苔と樹々の深緑
また別に「閑坐して松風を聴く」という語もあるように一切の計らいを捨てきった忘我の心境を味わう好時節でも有ります。しばし松風の音に耳を傾けるぐらいのゆとりを感じたいと思う今日この頃です。友峰和尚より