和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3257話 】
2022年 07月 18日 談
寳勝寺 の 烏枢沙摩明王
一日に何度もお世話になるトイレですが、禅宗では「東司(とうす)」と言い、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)が祀られていて七堂伽藍の建物の一つともなっています。臨済宗では「雪隠(せっちん)」とも呼ばれていますが、修行道場では「三黙堂」の一つで修行の場でも有ります。
寳勝寺檀信徒 高畠家 五七日忌の御供養が修業されました
和尚が提唱する「東司禅(とうすぜん)」ですが、近年では多くの御家庭に洋式トイレが普及するようになり、そこで少しの時間トイレでの瞑想をお勧めしたいと思います。便座に座ったら姿勢を正し、「数息観(すそくかん)」といって呼吸を整えながら〝ひとつ~、ふたつ~〟と息を数えます。また両手は「法界定印(ほっかいじょういん)」を膝の上に結び、眼は半眼にして凡そ5分間瞑想します。
わずかの時間の瞑想ですが、ずいぶん気持ちが清々しくなり心も落ち着きますから是非皆様にはお試しいただきたいと思います。一日に何度も利用するトイレですので、そのたび毎に瞑想すれば長時間の坐禅と同じ安らぎ効果が得られる事必定です!!
安田家 御家族の皆様とともに
さて本日も追善供養諷経修業の一日となりました! 三連休最後の日でしたが、卑山お檀家のご家族皆様も墓参の帰りにカフェでゆっくり寛いでおられました。今日は「海の日」でしたが本格的な海水浴シーズンを迎え、くれぐれもお気を付けて楽しんで頂きたいと願っています。友峰和尚より