和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1550話 】
2017年 11月 15日 談

境内を取り巻く樹齢二百年をゆうに越える楓の木々が真っ赤に染まり、晩秋の風情に酔いしれる一日となりました。今日は午前・午後と生き生き法話が催行されましたが、お客様にとってはグッドタイミングの紅葉日和となったようです。縁とは実に不思議なもので、本日ご来寺されたお客様はなんと和尚の兼務寺院、野町・少林寺の御町内の方々で、少林寺の奥様も参加されていました。新命副住職が布教出張で留守にしており、代わって和尚が生き生き法話をするため金沢から自坊に戻って来たわけですが、同じ町内からのお客様とはビックリしました。少林寺近くの宝勝寺でも法話をしているので、今度は宝勝寺に是非来てくださいってお願いした次第です。

それにしましても今の時代だからこそ出来ることだと、交通インフラの発展に感謝するばかりです。法話後は直ぐに法務のため金沢に戻りましたが、観光のお客様は精進料理を召し上がられゆっくりされたそうで、なによりのことでした。

さて、朝一番にはフランス・パリよりマーク・イゴネ&荒木芳栄夫妻が挨拶に来られましたが、このたび荒木画伯の御父上が他界され、昨日の通夜には和尚と家内も職員と伴に参列しました。今日は午前十時よりお葬儀でしたが、自坊の法務で欠席となったため、先にご挨拶に来られることとなりました。一日を通しても本当に色々な出来事があるものです。喜怒哀楽の人生なれど、人との出会いほど不思議なものはないと改めて感じ取った晩秋の古寺での安らぎでした。友峰和尚より

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