12月, 2025年

第4489話

2025-12-01

ニシキギの赤い実

 

今日から12月師走月に入り、いっきに緊張感が高まる朝を迎えました。1年を振り返る1ヶ月でもありまた来年度の計画を立てる大切な月ともなりますから、1日1日を油断なく過ごして参りたく思います。

 

 

午前中に少林寺お檀家総代・宮﨑家の月参りに出向いた後はさっそく遅れを取っていた境内融雪パイプの設置作業に入りました。どういうわけか気温は19℃と暖かくそのおかげで作業がスムーズに捗り、春先に丁寧に保管しておいたビニールホースや融雪パイプを手際よく繋ぎ合わせていく過程では劣化したパイプは新しいホースと取り換えながらの作業となったようです。

 

片付けてあったホースやつなぎ金具を取り出し 境内各所に設置しました

 

 

 

取水口の草刈り

 

ホースをつなぐためのジョイントや、水量を調整するバルブを取り付けているところ

 

今年は屋根瓦全体に落雪防止用の金具の設置工事を施したため今後の降雪時にその効果の程が試されますが、良い結果が出ることを願っています。また境内の立木の剪定も同時に行われ、明日以後も引き続き各兼務寺院の雪囲いの作業など冬支度を更に進めていく予定です。

 

葉の散った萩や酔芙蓉を剪定しました

中庭 の いろはもみじ

 

 

昨日開催された 文房流晴心会野口支部・アンジー会の皆様との懇親会にて

 

さて昨日は日頃よりご厚誼を頂いている方々が福井より来寺くださり、久しぶりに楽しい懇親のひとときを過ごすことが出来ました。中国漢時代・武帝の言葉では有りませんが「歓楽極まりて哀情多し」で、なんとも晩秋の風情も手伝って昨日の賑々しさは消え失せ堂内は静寂な佇まいに戻り、時折強く吹きぬける隙間風の音に冬到来の気配を感じたものです。来年度の法話の題が「一燈照一隅(いっとういちぐうをてらす)」ですが、そろそろ来年の干支色紙描きも大掃除と共に進めて参りましょう!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870