8月, 2025年
第4377話
中村修二家 御盆棚経諷経を修業いたしました
比較的に気温も低く過ごしやすくなっています。ニュースでは熊本県をはじめ鹿児島県や福岡県など線状降水帯の影響を受けて新幹線が臨時運休となっているとか、お盆の帰省ラッシュの中での緊急事態発生で里帰りを楽しみにしておられたご家族の皆様には大変お気の毒としか言いようがありません。水害で被災された方も多くおられ心からお見舞い申し上げます。
北陸地方は今のところ穏やかな日和となっていますが、今晩からは大雨に注意ということで心配は尽きません。午前中に日頃よりご厚誼を頂いている中村家に副住職とお盆棚経諷経に出向きましたが、諷経修業後は点心を頂きながらゆっくりご家族と歓談いたしました。副住職の地元檀信徒棚経諷経は今後も続きますが、和尚は宝勝寺での法務のため午後より帰山の途につきました。
(株)アイソウシャ 中村修二会長 と 中村幸雅社長 です
大安禅寺 現在の本堂内のようす
明後日には再び大安禅寺に入り、15日の盂蘭盆大施餓鬼会の準備をする予定です。大安禅寺本堂修復工事はお盆休みで休止されていますが、久しぶりに本堂内を視察しました。本当に見違えるほと立派に修復されており有り難く思っています。今年の年末頃には本堂の修復工事は完成となり、今から楽しみにしているところです。友峰和尚より
孫の永峰と
第4376話
大安禅寺地元御檀家各家の棚経廻り 2日目となりました
朝から小雨模様の天気となり、気温もすいぶん下がり過ごしやすい一日となりました。昨日に引き続き午前7時より副住職並びに総代も同行して二手に分かれ地元お檀家棚経廻りに出向きました。事前に各家に連絡してあるため仏壇には仏飯やお花並びに沢山の御供物が供えられており、お精霊迎えの準備が整えられていました。
今年は三連休の中での棚経参りとなっており、里帰りのご家族も多くおられ久しぶりに会う方もあり、諷経修業後にはご家族との会話が弾んだものです。この1年間に御他界された檀信徒の方や同級生もおられ、初盆の追善供養諷経を修業いたしました。棚経中にも雨がしきりに降っていましたが、例年と比較すると随分涼しい中での棚経廻りとなったようで有り難く思いました。
お茶を頂きながら 各家御家族の皆様との会話が弾みました
「 無 」 / 地元御檀家の家々に飾られている和尚の墨蹟
合 掌
棚経を無事に終了し、各総代のおもてなしでお檀家の料理屋で昼食を共にしながら盂蘭盆大施餓鬼会の打ち合わせなど副住職より説明がなされましたが、昼食後には各総代が大安禅寺に来られ、棚経の事務整理と盂蘭盆会の受付などについて最終打ち合わせをされていました。15日の午前10時半より「大安禅寺盂蘭盆大施餓鬼会」が厳修予定となっていますが、皆様には是非御参詣賜りますようご来寺を願っております。
大安禅寺松雲院にて 棚経の事務手続きをされているところです
さて今年の檀信徒棚経参りを無事円成出来た事に感謝するとともに、檀信徒御家族皆様が和気藹々として笑顔で和尚を迎えてくださり本当に心から嬉しく思いました。色々とお世話を頂き厚く御礼申し上げます。友峰和尚より
「 心 」
第4375話
大安禅寺地元檀信徒各家の 御盆棚経が行われました
実に涼しい朝を迎えました。今日から地元御檀家のお盆棚経に出向くため午前5時に起床して準備しましたが、気温がかなり下がり棚経廻りには最適な気候となったようです。早めに朝食を済ませて各総代の車で副住職と一緒に出発しました。
毎年恒例のお盆の行事ですが、本日は土曜日ということもありご家族揃ってお参りされる御家が多く、お飾りなど綺麗に整えられたお仏壇での祖霊供養諷経修業となりました。
和尚がお盆棚経に初めて父のお供をして檀家廻りをしたのは小学5年生の時だったと思います。その後今日まで約60年以上に渡り毎年欠かさずお盆棚経を続けており、仏間に飾られている故人の御遺影を見るにつけ幼少期より大変お世話になった方々だけに懐かしい気持ちでいっぱいになります。
お参りの後 お茶を頂きながら懇親のひとときです
棚経の大切さは勿論のこと祖霊供養にありますが、同時にご家族との懇親の場としても大変重要です。近年はご家族の子供達と交流する機会も少なくなっており、棚経は欠かすことの出来ない大切な布教の場ともなっているようです。
午後より アトリエ周辺の雑草刈り作業
1日目の棚経を午前中に無事に終了し、午後からしばらく休息した後は前々から気になっていたアトリエ周辺の雑草刈り作業をしましたがすっかり綺麗になり気持ちの良い汗を流す事が出来ました。
今夏のあいだに 驚くほど大きな雑草が群生
さて明日も引き続き地元棚経に出向く予定をしています。自坊で過ごす時間は本当に気持ちが休まります。明日も頑張ってまいりましょう! 友峰和尚より
第4374話
昨日は暦の上で立秋を迎えましたが、今朝方は気温23℃と実に涼しく久しぶりに気持ちの良い寝覚めとなりました。それにしましても1日で約300ミリを超える大雨となり金沢市内では冠水する地区が多発し一時は騒然となりましたが、一夜明け、まるで昨日の豪雨が嘘のような爽やかな天気に戻りなんとも言葉が有りません。被害に遭われた地区の皆様には心からお見舞い申し上げます。
昨日 (株)ココ・プランニング川面専務と清野さんと 打ち合わせが行われました
数名の方からLINEでお見舞いのメッセージを頂きましたが、本日は鹿児島県で線状降水帯が発生して河川氾濫のニュースが流れ本当に近年の気候変動には閉口します。午前中に少林寺お檀家総代・中山家の月参りに出向きましたが、当然ながら話題は大雨被害についてでした。
極端に涼しくなり 下方からも咲き始めた日中友好の朝顔
志納所に展示するための色紙を描きました
さて明日から大安禅寺での法務遂行に当たるため午後より帰山の準備をしながら部屋の整理整頓をしましたが、「立つ鳥跡を濁さず」では有りませんが常に「一期一会」を心掛けながら次回宝勝寺に戻った時のことを想念しての精進の行となっています。
「行ってきます!」と「ただいま帰りました!」の言葉の持つ意味が如何に大切かを思い、「今ありて 今無き今を 安らかに 安らかに生く 今ぞ嬉しき」の世語を思う今日この頃となっています。友峰和尚より
第4373話
今朝 土砂降りの本堂中庭
一晩中サイレンの音が鳴りやまず朝を迎えた感じとなりました。全国ニュースでも報道されていましたが石川県に線状降水帯通過による大雨洪水警報が出され、午前中には携帯電話から突然警報が鳴りだし緊張感に包まれる中、ずっと外を眺めながら雨の止むのを待ちました。
未明から午前10時過ぎまで 叩きつけるような豪雨が続きました
応接間 の 庭
写真の如く本当に土砂降りの雨で見る見る境内が水浸しになる始末。いつもお世話になっている高倉さんご夫妻も宝勝寺へ緊急避難して来られるほどで、金沢市内の所々が床下浸水に見舞われる状況となりました。午後になって雨も止み天気も回復しいつもの如く気温もいっきに上昇しましたが、ひとまず通過したようで安堵したものです。
今日7日は立秋ですが、雨上がりの裏庭の風景の中に秋の気配を感じさせ、久しぶりの降雨で境内の草木が息を吹き返したようでした。寺カフェを開業していますが午後からはお客様も来られ、一様に安堵の色を濃くしゆっくりとカフェのひと時を楽しまれていたように思います。
さて和尚は志納所用の色紙書きをしましたが、昨日は自室の整理整頓を徹底したこともあり気持ちよく書けたようです。常に掃除と整理整頓は大切で、日々の剃髪と同じく大変清々しい気持ちになりますね。まだまだ猛暑が続きそうですがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4372話
「 水声古今無し 」 大安友峰 書
久しぶりの雨模様となりましたが直ぐにその雨も止み再び暑さが戻って来ました。今夜から明日の早朝にかけて北陸地方はまとまった雨が降るという天気予報でしたので、気温も幾分下がることを期待したいものです。
夏休みを利用して金沢へ家族旅行に来られている方も多く見受けられ寺カフェを開業していますが、外国人観光客の家族連れも多く寺カフェを利用されていました。和尚は休暇をとって終日部屋の整理整頓に当たり随分と溜まった書類などの整理と掃除をしましたが、大切な書類も多く保存されたままになっていただけにグットタイミングでの片付けとなったようです。
金沢市在住のシャンソン歌手・薔薇 美子(そうび よしこ)様が来寺くださいました
今月の9日(土)・10日(日)は大安禅寺檀信徒各家御盆棚経が予定されており、8月15日(金)には「盂蘭盆大施餓鬼会」が厳修されます。里帰りを予定されている方も多いことかと思いますが、猛暑が続いているだけに自家用車で帰省される御家族皆様にはくれぐれも安全運転で、時間の余裕をもって帰省くださいますよう心より念じて止まないものです。15日盂蘭盆会にはご家族お揃いで是非御参詣くださいますよう、御来寺をお待ち申し上げております。友峰和尚より
第4371話
雷雨注意報が発令された金沢市内ですが気温は相変わらず33℃と高く、まとまった雨が降って欲しいと願うばかりです。昨日は今年一番の猛暑となり夜になっても気温は下がらずエアコンなしではとても過ごせない状況が続いています。高齢者の熱中症患者が増えているそうですがその原因は就寝時に冷房を使わず扇風機だけで一晩を過ごすことが誘因だそうで、注意喚起が出されているものの冷房は足元から身体全体が冷え込むため高齢者にとっては悩ましい選択なのかも知れません。いずれにしましてもご高齢の方と同居されているご家族皆様には十分なご配慮を願うものです。
「 閑坐して松風を聴く 」
昨日は少林寺を会場に坐禅研修会が開催され本当に久しぶりの法話でしたが、テーマが「禅問答の公案」ということで極めて専門的な内容であったが故に聴講者の皆様には理解しにくかったかも知れません。されども坐禅研修では静寂な環境で参加者皆様が真剣に取り組まれ、自分の心を見つめる有意義な時間であったことと察します。「おのれ無きものに安らぎあり」です。静かに坐って身体と呼吸と心を整えましょう!今日も猛暑に負けず元気に過ごして参りましょう! 友峰和尚より
第4370話
開会の御挨拶 / 少林寺本堂にて 坐禅研修会が開催されました
少林寺を会場に地元企業の坐禅研修会が開催されましたが、全国ニュースでも報道されていましたがなんと石川県小松市で気温40.6℃を記録し今年最高の猛暑日となりました。金沢市内も36℃となり、昨晩から少林寺本堂内は冷房をフル稼働しておきましたがそれでもかなり暑さを感じるほどでした。
はじめに 坐禅作法などの説明
午前7時には少林寺に出向き研修会の準備をし、研修生の御来寺を待ちながらしばし坐禅を組んでみましたがやはり早朝の座禅は格別なものがあります。午前9時には幹部の方はじめ社員全員が集合され、さっそく坐禅作法などの説明に入り約1時間の坐禅体験となりました。初めて坐禅をされる方もおられましたが、静かなお堂での瞑想時間となっていたようです。
和やかな雰囲気の中で 坐禅前のストレッチ
呼吸を整えながら より本格的な坐禅を体験されました
坐禅開始を告げる 木版を打ち鳴らしているところ
静まり返る堂内 約1時間にわたる坐禅体験が行われました
坐禅終了後には和合の茶礼をした後、約1時間半にわたって本日の法話の演題「禅問答の公案=趙州洗鉢(じょうしゅうせんぱつ)=」を出来るだけ平易に話してみました。
坐禅終了後 休憩中の茶礼のようす
日常の話題を交えながら 「禅問答の公案」 についてお話しいたしました
そもそも本日の研修テーマが「思考方法としての“問い”を学び実践する」というものでありましたから、禅問答の話が皆様に十分に理解頂けたかは悩ましいところですが、研修生の皆様には本日は本当におつかれさまでした。「坐禅坐禅と言わしゃるけれど 腰の根太が痛うござんす」という道歌が有りましたが、「継続は力なり」で引き続き坐禅にトライして頂きたいと願っています。さて夕刻になっても気温が下がらず油断をすると部屋の中にあっても熱中症を心配するほどです。どうかくれぐれもお気をつけてお過ごしください。友峰和尚より
少林寺での研修会の最後に 参加者の皆様方との記念撮影
第4369話
「危険な暑さ」の天気注意報が発令された石川県内ですが、日中気温が35℃を超え熱中症が心配された一日となりました。午前中に本堂での竹前家墳墓開眼納骨法要が修業されましたが、流石にあまりの暑さに冷房機の効きも十分では無く扇風機もフル稼働して修業したものです。
竹前家 墳墓開眼並びに御母堂様納骨之儀が修業されました
「命もこころも一つです」 友峰 書
明日は更に気温が上がるという予報でしたので、午後からは少林寺に出向き全ての冷房機を稼働させて明日予定されている坐禅研修会に備えました。それにしましても今年の夏の気候は異常としか思えません。全国ニュースではダムの水位が下がり枯渇した貯水ダムも有り、給水制限の出された市町村もあるとの事で今後が大変心配されます。また果樹園や水稲にも影響が出始めているようで、ひと雨欲しいところです。
明日の研修会に向けて 掃除と茶礼準備をしました
さて大阪・関西万国博覧会は夏休みに入り大人気となっているようで、インスタグラムなどを通して耳よりの情報が多く発信されています。愛・地球博からちょうど20年ぶりの国内での世界博覧会ゆえに、和尚も盂蘭盆会を無事に終えましたら是非見学したいと願っています。聞くところによれば人気パビリオンはほとんど抽選とのことですが、万国博覧会は未来博でもあるので抽選に当たる事を只管祈っています。猛暑がまだまだ続きますが皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4368話
竜胆が咲き始めました / 宝勝寺中庭
台風の影響からか朝方はどんよりした雲が空一面に広がり、久しぶりの降雨を期待しましたがしばらくして強い日差しが戻ってしまいいつも通り苑内の草取りと立木の水やり作業に入りました。猛暑が続いていることもあって早朝に墓参に来られる方がおられ挨拶を交わしますが、実に爽やかな時間帯でもあり特に霊苑内を吹き抜けていく風は法悦を感じるほどです。
本格的に咲き始めた 日中友好の朝顔
引き続き玄関先にも水やりをしますが、どの草木も待ちかねていたかのように嬉しい表情を見せますから散水は欠かせない日課ともなっています。今は夏休み中で寺カフェを連日開業していますが、猛暑の影響からか例年より観光客の姿が少ないようにも思います。
大安禅寺責任役員総代 酒井清章様が来寺くださいました
午後から酒井責任役員総代が福井より暑中お見舞いのご挨拶に来寺くださりゆっくり歓談しましたが、来年5月には新命玄峰和尚の晋山式を控えており話題は多岐に渡りました。さて明後日に少林寺で開催される坐禅研修会の下準備に入っていますが、講話のテーマが「禅問答と公案」ということで昼夜兼行で公案に取り組み大変苦しんだ修行時代を振り返りながら話してみたいと楽しみにしています。
禅問答に「両手打って音あり 片手に何の音ありや」とあります。さて皆様、この公案の答えがお分かりでしょうか! 片手の音を聞いてこい!というわけです。「手を打てば 鯉は寄り来る 鹿は逃ぐ 下女は茶をくむ 猿沢の池」という道語が有りましたが果たして「片手の音」とは難解ですね! 頑張って答えを出しましょう!!友峰和尚より