7月, 2024年

第3981話

2024-07-11

(株)キタジマ 北嶋幹補会長 と 千代子様です

 

7月盂蘭盆会が近づくにつれ卑山ふれあいパーク霊苑墓参の方が増えて参りました。また同時にお盆の御挨拶に来寺くださる方も増えてきています。午前中には常日頃よりご厚誼を頂いている北嶋様御夫妻が福井市よりご挨拶に来寺くださり久しく歓談しましたが、このたび北嶋幹補氏が会長を務める株式会社キタジマが創立50周年を迎えられたとの事で、心よりお祝いを申し上げました。

 

 

 

 

大安禅寺の諸堂が今日に於いて全面保存修復工事が進められているのもこれ偏に檀信徒皆様ならびに大安禅寺を長年に渡ってご支援くださっている(株)キタジマ様はじめ企業約120社皆様の御協力の賜物と深く感謝いたしております。

 

 

和尚もまもなく喜寿を迎えようとしていますが、大安禅寺に住職して以来本当に長い間和尚とのご厚誼を頂いている方ばかりです。2年後の令和8年に現在副住職・玄峰和尚の晋山式を挙行予定となっていますが、今後も末永く御法愛を賜りますよう切に願っております。

 

長川美賀さんと

 

午後からは浅野家盂蘭盆会墓前供養諷経が修業されましたが、最近は霊苑関係者皆様とも深いご法縁が結ばれていきます。読経終了後には以前宝勝寺のお手伝いをしてくださっていた長川美賀さんが大阪より来寺くださり、久しぶりの御目文字で懐かしく雨上がりの庭のカフェで歓談しました。

 

雨上がりの 涼しい庭にて

 

7月お盆月は祖霊供養とともに現世の人達との交流の月でもあるようです。明日はいよいよ少林寺、宝勝寺盂蘭盆会の本堂の最終設えが新命和尚も加担して行われる予定となっています。友峰和尚より

第3980話

2024-07-10

 

一日中蒸し暑さを肌で感じる気候となりましたが、午前10時半より岸家満中陰忌法要が本堂で御親戚一同がご参詣されたなか厳粛に修業されました。

 

岸家 満中陰法要

 

また卑山山口職員の父親である故・山口國夫様の葬送儀が本日鯖江市アスピカホール南館にて午前10時より執り行われるのに合わせ、宝勝寺にて法要の始まる前に葬送諷経を厳修致しました。

 

山口家葬送諷経を修業いたしました

 

最近は同年代の方々の御逝去が続いており、なんとも言い難い複雑な思いに駆られます。

 

岸家開眼納骨法要にて

 

「散る桜 残る桜も散る桜」とはあの有名な高僧良寛和尚の辞世の一句と言われていますが、和歌も詠んでいます「形見とて 何を残さん春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」と。また「裏を見せ 表を見せて散る紅葉」 とも詠んでいます。人は生まれた時点で寿命の宣告を受けますから須く「一期一会」と自覚して1日1日を大切にしかも和合専一に力強く生きて参りたいと念じるものです。

 

桂岩寺様にハスの花をお渡ししました

 

さてさて祖霊を想う追善供養の行も大切ですから盂蘭盆会を目前にして祖霊を迎える準備を致しましょう。先ずはお仏壇のお掃除から始めて下さいな。盂蘭盆会には霊供膳(りょうぐぜん)を供え献花、献茶、献香、献菓、をして家族全員でお参り致しましょう。友峰和尚より

第3979話

2024-07-09

 

少林寺墓苑にて

 

相変わらず高い気温が続いており今朝方も27℃と蒸し暑さを感じる気候となっていますが、皆様には御健勝にてお過ごしの事とお喜び申し上げます。7月もあっという間に1週間が過ぎまもなく子供達の長い夏休みを迎えますが、いっこうに梅雨明けの兆しが見えないなか暑さ対策をしながら祖霊追善供養の日々となっています。

 

少林寺盂蘭盆会に向けて墓苑が綺麗に剪定されました

 

松尾芭蕉の句に「夏草や (つわもの)どもが 夢の跡」と奥州平泉の高館(たかだち)を訪れた時に詠んだものですが、この時期の草の勢いには閉口してしまいます。毎日剃髪する髪の毛と同じく夏草も容赦なしで、先般より幾度も除草作業を徹底した墓域もこのところの雨で再び伸び始めました。

 

卑山お檀家安田様より盂蘭盆会お供えのハスの花をお届けくださいました。

 

13日は少林寺、14日は宝勝寺の盂蘭盆会が厳修予定となっておりそれまでは綺麗な墓域が保たれる事を祈るばかりです。

 

日中友好の朝顔 開花の便りが届きました

 

本日は午後より卑山職員の御尊父・山口國夫様の御逝去にともない御通夜に出席するため卑山総代須貝様ご夫妻の車に同乗し一路鯖江市に向かいました。生前にはご夫妻で幾度も大安禅寺にご参詣頂き、その時の國夫様のお元気な御姿を思い出します。茲に謹んで故・山口國夫様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌

第3978話

2024-07-08

金沢犀川大橋100年祭

 

昨晩は「金沢犀川大橋100年祭」の記念イベントが午後6時より開催され見学に出向きましたが、犀川大橋がイベント会場になっており既に多くの見学客で歩いて前に進むのも困難な状況でした。

 

 

オープニングセレモニーとして大変有名で人気のある輪島・御陣乗太鼓が披露され、観客から盛大な拍手が送られいっきに盛り上がりを見せていました。

 

輪島 御陣乗太鼓

 

演奏後には今年の元旦に発生した能登半島地震の地元被災状況にも触れ、災害に負けず力強く災害復興に頑張って参りますとの言葉に大きな歓声と災害復興支援の拍手が起こりました。

 

 

片町から野町広小路間は歩行者天国となって多くの出店で賑わっており、特に外国人観光客の姿が目立っていたように思います。

 

神尾様 と 飯村様 です

 

本日は臨時休業としましたが、午前中には東京よりライトリンク・ミュージックの神尾憲一氏とチーフマネージャー飯村育代さんが9月14日()15日()に福井市ハピリンホール能舞台で開催される「紫式部 ー雲隠れー」の広報に来寺下さり、しばし歓談いたしました。

 

 

これまでは主に東京を拠点に約20年間公演活動をされてきましたが、現在は全国ツアーを目指し各県へと活動の場を広げているとの事で広報誌の如くお時間のある方は是非観覧頂けたら幸いです。

 

 

さて今はお盆月、まだまだ祖霊菩提を弔う追善供養の日々が続いていきます。全身全霊で頑張って参りましょう。友峰和尚より

第3977話

2024-07-07

 

令和6年度 瑞光寺盂蘭盆会

 

朝から31℃を温度計が示しており午後には36℃を超える猛暑日となりましたが、午前10時半より本多町・瑞光寺盂蘭盆会厳修のためその準備に本日ご加担をお願いした高倉さんと早めに出向きました。

 

 

法要準備の間も汗が滴り落ちる中での設え作業となり白衣もビショビショでした。

 

瑞光寺護持活動報告をいたしました

 

午前10時には檀信徒始め参詣者皆様が全員揃い、お盆茶礼をしながら瑞光寺護持に関してのこれまでの経過報告をさせて頂きました。

 

庫裡にて 茶礼をいたしました

 

今年元旦に発生した能登半島地震では瑞光寺の仏像始め輪灯や仏具並びに墓石も被害を受け現在もそのままの状態となっており、今後の修復が懸案となっています。金沢兼務寺院最初の盂蘭盆会を滞りなく無事に円成出来た事に安堵しました。

午後からは休息としましたが、今晩は犀川大橋架橋100周年記念100寿祭が開催され色々なイベントが行われるとの情報で是非見学したいと楽しみにしています。

 

犀川大橋百寿祭前の風景

 

大正13年に犀川に架けられたそうで、総工費は当時の金額で267千円だったそうです。午後6時半より輪島、御陣乗太鼓のオープニングセレモニーがあり午後7時半まで行われるとの事でした。

 

 

さて明日からは再び梅雨の逆戻りで長雨が予想されます。皆様には気候不順の折、くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしください。友峰和尚より

第3976話

2024-07-06


 

昨夜は物凄い音を立ててしきりに雨が降り続きましたが、朝方は雨も弱まり安堵しました。

 

中山家亡父一周忌法要 / 少林寺にて

 

午前11時より野町少林寺にて卑山総代・中山家一周忌法要が営まれ、法要終了後に引き続き墓参諷経を修しました。

 

 

先般少林寺墓域全ての樹木剪定をしておいたため明るく清々しい雰囲気となっていました。

 

 

墓参後は応接間にてしばし故人を偲びながら懇談しましたが、少林寺盂蘭盆会が13日に予定されている為、本堂の設えがなされている中での法要修業でした。

 

松浦建設(株) 松浦 弥 社長

 

法要を無事に終えていったん宝勝寺に帰山し、午後4時からは粟津温泉「のとや」を会場に松浦建設株式会社主催の「安全衛生大会・特別法話」を依頼されていた為にさっそく準備を整えて午後3時に宝勝寺を出発しました。

 

安全衛生大会 特別法話

 

午後から大雨になるとの天気予報で心配されましたが無事に会場に入ることが出来、予定通りに法話が行われました。

 

 

 

松浦建設株式会社は現在大安禅寺保存修理工事を進めており、職員の工事安全に関する法話内容となりました。

 

 

 

和尚にとって本当に久しぶりの講話で、約30分に渡って気持ちよくお話しをすることができたようです。

 

 

さて明日からは兼務寺院の盂蘭盆会修業が開始されます。まずは本多町瑞光寺盂蘭盆会が午前10時より厳修予定となっており、追善供養の日々が続いていきます。南無観世音菩薩 友峰和尚より

第3975話

2024-07-05

「 水 声 」 友

 

1日がまるで矢の如くに過ぎて行きます! 勿論その原因は盂蘭盆の準備に忙しく動き回っているからであろうと思いますが、兎にも角にも次から次へと出てくる盂蘭盆必需事項の補足をするのに近年は手間を要し、東奔西走しながら金沢各兼務寺院の準備をするのはかなり重荷となって来ています。されど和尚の現状を察してか新命副住職が今年は前々日から本堂設えの加担をしてくれるとか、なんとも嬉しい連絡でした。

 

 

島谷家 亡母三回忌法要を厳修いたしました

 

本日は午前中に本堂に於いて島谷家三回忌法要を厳修し、法要後には故人を偲びながらしばし懇談しました。和尚と同年代の方々の年忌法要が最近多く見受けられ、よりいっそう心を込めて丁寧に追善供養諷経を修しています。

 

 

須貝様御夫妻とともに

 

午後には卑山総代・須貝様ご夫妻がお盆の御挨拶に来寺くださり、来る14日午前10時半から厳修予定の盂蘭盆会受付のお願いを申し上げました。お盆月に入り墓参の方が増えて参りましたが、読経三昧の日々が続いていく今日この頃となっています。暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛さいますようご祈念申し上げます。友峰和尚より

第3974話

2024-07-04

 

 

午前中に地元金沢大学附属中学校3年生の4名が卑山を訪ねて来られ幾つかのインタビューに答えました。毎度のことですが質問の要点はただひとつ「寺カフェの成り立ちとその活用と意義」で、和尚にとっては願ってもないチャンスと心得て丁寧に卑山の歴史を踏まえ約10年前の寺カフェ開業以来今日までの経過をお話ししましたが、インタビューに答える前には宝勝寺の歴史や寺町の推移についてどれくらい知識を持っているかを先に生徒さんに質問してみました。

 

はつらつとした生徒さん達 元気に答えてくれました

 

それにしても向学心に燃えている生徒さん達と話すのは実に楽しいものですね。和尚も大学時代に教員免許を取得しており帰参した暁には教員になりたいと願っていただけに、若い学生さんと対峙する時は頗る丁寧に対応しています。時間の都合上、続きは再び訪ねて来るよう促してインタビューを終えました。

 

高倉さんと 兼務寺院盂蘭盆会の前打ち合わせ

 

盂蘭盆会が目前に迫って来ましたが、本日は高倉さんともお盆当日の前打ち合わせをさせて頂きました。皆様に於かれましてもお仏壇のお掃除をして祖霊をお迎えする準備に入っている事と思いますが、7月7日がお盆の入りゆえに15日の盂蘭盆会まで皆様とともにお精霊迎えをしたいと念じています。友峰和尚より

 

檀信徒の安田様 盂蘭盆会御先祖供養のお申込みに 来寺くださいました

第3973話

2024-07-03

瑞光寺墓域にて 境内地からの木々がうっそうと茂っています

 

いきなり30℃を超える蒸し暑い朝を迎えましたが、日中には見る見る35℃となり猛暑日となりました。和尚が毎日気候の話題からブログを綴るのは、後日に於いて大変役に立つからです。何をやるにもその時その時の気象状況が仕事の段取りと密接に関係し、例えそれが屋内の仕事であっても影響するからです。昨日は野町・少林寺の盂蘭盆会準備に出向きましたが、順調に設えを終えることが出来たため本日は休息日としました。

 

隣家に覆いかぶさる枝々

 

午前中に(株)豊蔵組の江川顧問ならびに香林氏、大田氏がお盆月の御挨拶に来寺くださり、しばし歓談しながら世相の状況などが話題になるも何よりも皆様の元気な姿を見るのは大変嬉しく思うもので、たとえ社交儀礼であっても丁寧なご挨拶を受けるのは有難いことです。

 

本日 (株)アースグリーンの職人さんが剪定作業に来てくれました

 

さて寺の中にじっとしていても埒が飽きません。休息日こそ日頃の運動不足を解消するチャンスでも有り、午後から久しぶりにウオーキングに出掛けました。普段はその殆どが寺内での法務遂行となっており、日光浴を兼ねての外出となりました。

 

 

 

大安禅寺での日々の生活は屋外での作業が多く顔などは日に焼けて真っ黒でしたが、金沢での法務は寺内が多いせいか顔色も幾分精彩を欠く感じに見えるのも面白い事象です。今日も本多町・瑞光寺墓域の樹木剪定作業が行われ、作業の様子が送信されて来ました。盂蘭盆を前に兼務寺院の境内整備が進められている昨今です。友峰和尚より

第3972話

2024-07-02

瑞光寺にて アースグリーン中野社長と剪定の打ち合わせ

 

7月を迎えましたが、今年の北陸地方の梅雨明け宣言はもう少し先になる気配です。梅雨が明ければいっきに本格的な真夏を迎えるだけに、日々の健康管理には十分な配慮が不可欠のようです。

 

引き続き少林寺にて

 

 

7月7日は東京都知事選挙の開票が行われるそうですが、今年は世界各国で主要な選挙が行われる予定となっており今後の世界の動向が注視されています。

 

少林寺盂蘭盆会の準備

 

禅語に「随所に主となれば 立処皆な真なり」と有るように、この言葉は臨済宗の祖師・臨済義玄禅師の言葉で、真のリーダーとはまさに「随所に主となる」力量のある心の強い方であり、他人の批判に終始しない、自己本来の主体性を持った思いやりのある「主人公の実践」の出来る人が求められているようです。

 

 

さて本日も少林寺盂蘭盆会準備のため掃除三昧の一日となりましたが、和尚のモットーは“掃除”だけに実に爽快でした。政治も宗教も須らく徹底した掃除が第一だと思います。先ずは自分の心の掃除から出発しましょう。友峰和尚より

 

 

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