5月, 2024年
第3940話
今から2年前に体調を崩し入院を余儀なくされて以来このかた「健康オタク」となった和尚ですが、その理由は言わずもがな約10年後の卑山諸堂竣工式になんとしても臨みたいという強い意思から決意したものです。
ふれあいパーク霊苑「家族動物共葬墓」映像撮影の打ち合わせ
すぐに実行したのが“食”の改善で、まずは主食としてもち麦に替え、野菜をふんだんに使ったサラダと朝の味噌汁を必ず飲むことでした。また甘い菓子や果物を極力控え、小麦を使ったパンやうどん、ラーメンを避けた結果、日々めきめきと健康体に復活し定期検診での血液検査は現在全てがほぼ正常値となりました。しかしながら体脂肪や血糖の数値が少々高めゆえに更に主食をもち麦から玄米食に替えたところ見る見る体重が減少し、入院前に95キログラムあったものが現在では78キログラムとなり、すこぶる身体全体の調子が良くなってきた感じがします。
以前から玄米食は身体に良いと聞いていましたが、これほどまでとは思いませんでした。血色に加え肌つやも良くなり、なにより気持ちが溌溂としてくるのを覚えます。皆様にはぜひ玄米食を推奨したいと思います!もちろん玄米に少し白米を加え炊き上げますが、毎日よく噛んで食べているうちに玄米の美味しさが分かってきますから思い切って実行してみてください。
さて本日は小雨降る中、霊苑内に新しく設けた「家族動物共葬墓」広報のための映像撮影が行われました。日々是新たなり!で1日として同じ日が有りませんが、確実に前進している事には違いないようです。時代のニーズにこたえながら常に発展を目指し頑張って参りましょう。くれぐれも玄米食で頑張ろう!ゲンマイ!ゲンマイ! 友峰和尚より
午後からは会計監査 片岡経営会計事務所スタッフの平馬さんと
第3939話
寺町界隈には修学旅行と思われる学生さんの姿が大勢見受けられ、先般京都に出向いた際も駅構内では全国から観光旅行に来られている学生さんの集団と出会いました。学生さん達の初々しい姿を見るのは本当に元気が出るものです。
日々生長する 花壇の花々
午前中に岸家葬送の儀のために葬祭会館に出向きましたが、気温も上がり汗ばむような一日となりました。午後からも少林寺お檀家角尾家の仏壇抜魂諷経を修業し、少林寺にお祀りできる御本尊佛や木魚始め仏具などは持ち帰り使わせて頂くことにしました。近年はマンションに住居を移すお檀家が増加し、それに伴いこれまで長くお祀りされてきた仏壇などが整理される事象が増えつつあります。なんとも悩ましい状況ですが、時代の推移と共に仏壇の有りようもここに来て変化していくようです。
寳勝寺檀信徒の津田様が 御参詣くださいました
夕刻には東京より寳勝寺お檀家の津田善子様がご主人の祥月命日忌の墓参に来寺され、本堂でご供養諷経を修したのちお庭で久しく歓談しました。この時季は出来るだけ外庭でおもてなしの茶礼をするよう心掛けています。
お庭での 茶礼のひととき
時折吹き抜ける初夏の清々しい風は値千金です!「六月清風を聞かば人間恐らく値なからん」とはまさにこのことであろうと、法務を終えてゆっくり寛ぐことが出来た一日となったようです。友峰和尚より
第3938話
ジャスミンが咲き始めました
気温の上下が激しく変わる今日この頃となっていますが、身体の調子にはくれぐれも気をつけて頂きたいと願っています。兎にも角にも最近の気候変動の異常さには驚きます。現在北上中の台風1号の影響があるのかも知れませんが、それにしましても“線状降水帯”とか“ゲリラ豪雨”とか今まで聞いたことも無いような気象の異常を表わす言葉が多く使われるようになってきたと感じます。
お庭にて 大学生アルバイトの吉浦くんと
今日は昨日から一変して雨上がりの爽やかな日和となり、午後にはカフェの合間を見てお手伝いの学生さんと一緒に庭での一服となりましたが、実に気持ちのよい時間を過ごすことが出来ました。ここ数日間は法務で多忙を極めていただけに、ゆっくりと寛ぐことが出来たようです。それでもすぐに法務の予約が入り急遽葬祭会館に出向きましたが、寺の事務方の住む所を常住(じょうじゅう)と呼ぶ意味が納得できる昨今となっています。
すぐ近くの小枝で セキレイが鳴いています
キンシバイ
また常に寺に住しているのが「住職」また「住持(じゅうじ)」とも言いますからガッテンです! 住職に於いて常に臨戦態勢にある為には日頃からの健康管理が求められているように強く思います。何事も仏縁にしたがって精進努力して参りましょう!負けてたまるか!
「赤肉団上(しゃくにくだんじょう)に一無位の真人あり 常に汝ら諸人の面門より出入(しゅつにゅう)す 未だ証拠せざる者は 看よ 看よと」 臨済宗の祖、臨済義玄禅師の言葉ゆえに看取せよ!看取せよ! 友峰和尚より 注、(赤肉団上とは心臓即ち心を意味します)
第3937話
「 雨滴声 」 渓仙
台風1号の日本列島北上に伴い終日雨模様の天気となりましたが、地域によっては豪雨となった所があるそうで本当に近年の異常気象には驚きます。午前中は昨日に引き続き庫裡倉庫内の最後の整理整頓と移転の準備に入りました。なにしろこれまで頑張ってきた過去の仕事の膨大な資料を整理するのですから随分と時間が掛かってしまいました。凡そ約1年間を要しての整理整頓でしたが、過去の資料を調査しながらの整理はある意味で楽しい時間でも有りました。
睡蓮が咲き始めました / 宝勝寺境内
これまでも何度か資料整理をしようと思いましたが、卑山寺院復興の浄財を得るため次々に催事を企画し今日まで間断なく実行あるのみで、整理は常に後回しにして来たツケが今になってどっと押し寄せた感じでした。何はともあれ無事に終了できた事に満足しています。新命副住職に詳しく説明しまた松浦建設(株)の中島現場監督にも伝達して一路午後より寳勝寺に帰山することが出来ました。
「日中友好の朝顔」の芽
雨模様の天気となった本日ですが、雨もまた風流で特に大安禅寺に降る雨は格別です。梅雨入り宣言は北陸地方にはまだのようですが、もうまもなく梅雨の季節を迎えることと思います。1にも2にも健康が大切ですから、皆様にはくれぐれもご自愛くださいますよう祈念いたしております。友峰和尚より
第3936話
大相撲夏場所で地元津幡町出身の新小結「大の里」が千秋楽で勝ち優勝しましたが、実に15日間素晴らしい戦いを見せてくれました。観戦中だった父親の知幸さんが桟敷席で号泣するシーンがテレビで映し出されましたが、心技体とも充実した関取には感動を覚えました。
石川県河北郡津幡町出身の大の里関が優勝
毎日欠かさずテレビ観戦を続けていただけに、今日からなんとなく相撲ロスになりそうな気がします。大の里の今後益々の活躍を期待したいものです。さて昨日は山川宗玄老大師の妙心寺派管長第三十六代晋山式に参列しましたが、本当に清々しい天気に恵まれしかも時折式場となった妙心寺法堂内に涼しい初夏の風が吹き込み、約六百名近い参詣者のもと厳粛な雰囲気のなか晋山式が粛々と修業されました。
感動醒めやらぬ 山川宗玄老大師猊下妙心寺派管長晋山式
今日はその時の感動の余韻が残りながらの自坊の後片付けに入りました。愈々重文庫裡の全面修復工事が始まるため昨年より続けてきた什器や保存物整理移転作業も最終段階に入り、和尚の自室の重要保存物もどうやら全ての整理整頓が終了したように思います。明日は最後の室内点検をして金沢に出発したいと思います。
大安禅寺から望む初夏の白山連峰
つくづく北陸新幹線延伸開業のおかげを感じますが、金沢と京都並びに福井間を短い日数と時間で移動出来るのも交通インフラの発展の賜物です。あまりの移動の激しさに流石に疲労困憊ではありますが、全ての重要用件をクリア出来たのも文明の力と感謝したものです。それにしましても京都での行動はまさに分刻みでしたが、和尚の師匠でもあります大本山妙心寺山内(さんない)の雑華院華隠窟老大師猊下に御挨拶できたことも今回の重要な要件であっただけに、心から感謝した三日間となったようです。友峰和尚より
第3935話
京都大本山妙心寺 「山川宗玄老大師第三十六代妙心寺管長晋山式」
素晴らしい気候に恵まれ心配された京都盆地独特の蒸し暑さも無く、午前10時半より大本山妙心寺法堂に於いて「山川宗玄老大師第三十六代妙心寺管長晋山式」が全国並びに海外から約五百名の参詣者が集うなか厳粛に挙行されました。
妙心寺山門より大方丈へ向かわれる 山川宗玄老大師
第三十六代妙心寺管長 山川宗玄老大師
昨晩はホテルにて祝賀会が開催されましたが、山川宗玄老大師は岐阜県美濃加茂市伊深の正眼寺僧堂の師家であることからその多くは正眼寺僧堂会下の僧侶でしたが、大安禅寺とは深い御法縁があり久しぶりにお会いする住職もおられました。本日は午前八時より、山川宗玄老大師が妙心寺山門より大方丈に至るまで多くの僧侶ならびに縁者の見守るなかお練りをされました。法堂での晋山式は荘厳で極めて厳粛なもので、約1時間半に渡り無事円成された後、微妙殿にて祝斎を頂きました。
晋山式を前に 妙心寺微妙殿にて
妙心寺 法堂へ向かう
大本山妙心寺法堂前にて
祝斎の御料理も妙心寺御用達・あじろさんの精進料理が出され本当に久しぶりに本格的な精進料理を頂きましたが、どの料理も以前とは更に進化した大変美味しい味付けと盛り付けがなされ心から堪能したものです。妙心寺管長晋山式に参列出来、御法縁に感謝申し上げました。
祝斎 妙心寺御用達・あじろさんの精進料理
さて祝斎の途中でしたが雑華院華隠窟老大師にご挨拶に参上し、老大師に久しく相見しました。御健勝なる御姿に接し大変嬉しく思いました。
雑華院華隠窟老大師にご挨拶いたしました
帰り際に老大師から「頑張ってやれ!」と激励の言葉を賜りました。誠に感謝の念でいっぱいです。一路帰山の途に着きましたが、まるで夢でも見ているような一泊二日の妙心寺管長晋山式参列となったようです。南無観世音菩薩 友峰 拝
帰路途中 大混雑の京都駅
第3934話
大安禅寺バラ園 <2024年5月25日撮影>
大安禅寺バラ園の今の様子を撮影した動画が妻から送信されて来ましたが、日々成長していくのが分かります。花数も増え色とりどりの薔薇の花の美しさには圧倒されます。
昨日は妻がバラ園でお茶会を催している画像が送られて来ましたが、なんともゆっくりと寛いでいる雰囲気が伝わってきます。明日は和尚も夕刻より園内での茶話会に参加する予定となっており、今から楽しみにしています。
本日は、明日午前10時より京都大本山妙心寺法堂にて挙行される山川宗玄老大師の「妙心寺派管長晋山式」に出席するため一路京都への移動日となり、本日の宿泊ホテルに向かいました。
本日午後、金沢駅にて
今年4月の北陸新幹線敦賀駅延伸開業以来、初めて金沢より新幹線で敦賀駅まで行きサンダーバード乗り換えで京都駅に着きましたが、金沢駅と敦賀駅間がなんと約40分と実に快適でした。残念ながら敦賀駅で乗り換えしなければならず、一刻も早い関西方面への新幹線乗り入れ工事を願うものです。
車窓からの 美しい琵琶湖の景色
それでも敦賀駅から京都まで約1時間ですから、昔から比べれば随分速くなったものです。時代の移り変わりと共に交通インフラは更に進化を遂げていくものと期待しています。さて明日は久しぶりに妙心寺に参詣出来るのを楽しみにしているところです。南無観世音菩薩 友峰和尚より
第3933話
昨晩の満月
昨晩の初夏の空に上る満月は見事でした! しばし観月しながら一句ひねろうとも思いましたが、あまりの素晴らしさに断念しました。
霊苑家族動物共葬墓の植栽作業
今朝方から(株)アースグリーンの中野社長はじめ庭師さん達がふれあいパーク霊苑家族動物共葬墓の植栽作業に入り最終的整備をしましたが、想像以上に立派な仕上がりとなり、6月7日(金)午前10時より開眼入魂法要が関係者参詣のもと厳修されることとなっています。
(株)アースグリーンの庭師さん達が 夏の花々を植えています
(株)アースグリーン代表取締役 中野純三氏
卑山霊苑に家族動物と一緒に遺骨を埋葬出来る合祀墓が完成し、またひとつ皆様からの要望に応えることが出来有難く思うものです。午前中に開眼納骨供養が修業されましたが、苑内の花や草木は更に美しさを増し、参詣者の心を慰めているかのようでした。
午前10時より 墳墓開眼納骨供養諷経を修業いたしました
いつもお世話になっている 福邦銀行金沢支店の堀口さんと
5月も月末を迎え地元の銀行員さんと歓談しましたが、このところの物価の値上がりと円安による日本経済の先行状況も気になるところです。気にしない、気にしないと言いたい所ですが、景気の回復を願いたいものですね。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第3932話
新枝が大きく伸び始めた 龍潭寺むくげ
沖縄地方はすでに梅雨入り宣言がなされていますが、北陸地方の梅雨入りは6月11日頃だそうです。天気の良い日は出来るだけ屋外で過ごすように心掛けていますが、今年の夏は気温が例年より高くなるとの気象庁の予報となっています。
ふれあいパーク霊苑 広報についての打ち合わせ
午前中に“ふれあいパーク霊苑家族動物共葬墓”の広報について福井市よりマスメディアプランを手掛けるMMPの西川博繁氏が来寺され、(株)ココ・プランニング中本社長ならびに川面専務との会合を持ちましたが、会議後は庭に出て歓談しました。今日も良い天気に恵まれ、庭での茶礼は室内より遥かに爽やかで初夏の風も心地よく快適でした。今夜は満月が見られるというので観月を楽しみにしています。
西川博繁氏
バラが満開となっているふれあいパーク霊苑 / 今日のようす
家族動物共葬墓 引き続き 植栽が施されます
中央の ガラスのレリーフ
5月も瞬く間に過ぎていきますが、26日(日)には岐阜県美濃加茂市伊深の正眼寺住職 山川宗玄老師の「妙心寺派管長晋山式」に出席予定となっているだけに猶更の感があります。「光陰惜しむべし 時人を待たず」で寸暇を惜しんで精進して参りましょう!「奢るなよ 月の円さも 只一夜」ゆえに油断は禁物です!ご用心!ご用心! 友峰和尚より
第3931話
新命和尚と 石川県文化財保存修復工房を訪ねました
本日はスッキリと晴れ渡り、初夏の風情が漂う爽やかな寳勝寺境内風景となりました。午前9時半に石川県文化財保存修復工房を新命和尚と訪ね、大安禅寺諸堂保存修復工事の記録を収録している福井のテレビ局スタッフと合流し文建協の高木主任、松浦建設(株)の中島現場監督と共に現在修復が行われている大安禅寺襖絵を視察しました。
石川県文化財保存修復工房 (pref.ishikawa.jp)
今回で3度目の視察となり以前よりもかなり修復作業が進んでいるようでしたが、本堂の襖すべてが完成するにはまだまだ時間を要する感じでした。
午後からは宝勝寺にて、今後の工事の進め方や収蔵物の倉庫移転などについての会合をしました。会議後は庭にてゆっくりと寛いだ茶礼の席となったようです。
松浦建設(株)・中島現場監督 と 文建協の高木主任 / 宝勝寺の庭にて
松浦建設(株) 松浦社長 と 新命副住職
(株)ココ・プランニング 中本社長 と 川面専務 との打ち合わせ
また東京より(株)ココ・プランニング中本社長並びに川面専務が来寺され、新しく設けた家族動物共葬墓の広報の仕方など懇談しましたが、本日は会合に明け暮れた1日となったもののどの話し合いも大変意義のあるものでした。
家族動物共葬墓の旗を立てました
脳内がジンジンする感じで、頭を使えば使うほど活性化する気がいたします。認知症防止のためにも思考の鍛錬が必要に感じる今日この頃です。会合の後はのんびりと相撲を観戦しながら脳を休息させたいものですね。友峰和尚より
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