7月, 2023年

第3615話

2023-07-11

伝燈寺にて 

 

7月の盂蘭盆会を無事に終え本日は休息日にしましたが、午前中に伝燈寺へ出向き、大安禅寺より運んでくださった材木を見に行きました。蒸し暑い天気ながら幸いに雨も降らずスムーズに荷下ろし作業が進み、材木と一緒に運んで来てくださった他の物品を自分の車に積み替えたのち寳勝寺に戻りました。今年も10月に「伝燈寺里芋収穫祭」ならびに「弁財天祈願祭」が予定されており、その折には境内で色々なイベントを開催したいと考えています。

 

大工師の方々が 材木を運んでくれました

 

さてのんびりと寛いでいると来客を知らせる玄関のチャイムが鳴り、大阪より長年卑山志納所のお守りでお世話になっている(株)グリーン産商の前田さんが営業に来られ暫し応対しました。

 

(株)グリーン産商の前田さんと お守りの見本品を見せて頂きました

 

これまでに色々なオリジナル御守を作って頂きましたが、時代の変遷と共にお守りもずいぶん変化しているように思います。今ではデジタル社会!最早レトロなお守りは不要になっていくのでしょうか? 聞けば自動車の車内に吊るす吸盤タイプの交通安全御守は禁止になったとか。ならば何か新しいアイデア商品は有りませんか?と問いかけたくなる心境です。

吸盤タイプのお守りは 禁止になったそうです

 

来年の干支 龍をかたどったおみくじ

 

これまでの価値観が通用しなくなっていく現代社会、和尚もそろそろスクラップ状態で廃棄寸前のようですね。粗大ごみにならないよう頑張って行くしかないようです。友峰和尚より

 

第3614話

2023-07-10

 

昨日とは打って変わって本日は一気に36℃を超える真夏日となり終日蒸し暑い一日となりましたが、皆様には恙なくお元気にお過ごしでしょうか? ここに来て再び全国的にコロナウイルス感染者が増大傾向にあるそうですから、くれぐれもお気をつけて頂きたいと思います。

 

 

昨日行われた 宝勝寺ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭より

 

2日間に渡っての少林寺と寳勝寺の盂蘭盆会施餓鬼会厳修でしたが、今年も無事に円成することが出来て本当に有難く安堵しています。不思議なことに行事の際には雨も上がり、気温も約26℃とそれほど暑くなく、宝勝寺ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭修業の際には時折爽やかな風が吹き抜けて涼しさを感じながらの法要となりました。

 

寳勝寺檀信徒 天野家の年忌法要が修業されました

 

本日は午前中に卑山お檀家 天野家の3回忌法要が営まれましたが、静寂な本堂でのご供養となりました。法要後には故人を偲びながら昨日の行事にもご参詣くださった天野家との縁戚でも有る前田様並びに御主人としばし歓談致しました。

 

法要後、応接室にて前田様御夫妻と歓談いたしました

 

今がお盆月とあって、日頃より御法縁を頂いている方々が本日も御来寺くださっており、今暫くはお盆のご挨拶の日々が続いていくようです。令和5年度・盂蘭盆会行事に際し、檀信徒皆様には大変道足の悪いなか多くの方々にご参詣頂きましたこと心より厚く御礼申し上げます。大変おつかれ様でございました。友峰和尚より

 

 

令和5年度宝勝寺ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭動画

2023-07-09

 

令和5年7月9日に厳修されました「宝勝寺ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭」の様子を編集しました動画です。霊苑御関係者皆様にはこの動画を通じ、ゆっくりとお参り頂けましたらありがたく存じます。合掌

第3613話

2023-07-09

盂蘭盆施餓鬼会の早朝、奥の院 三界萬霊塔と歴世塔にお参りしました

 

寳勝寺盂蘭盆施餓鬼会ならびにふれあいパーク霊苑合同慰霊祭が午前10時半より檀信徒はじめ霊苑関係者御出席のもと厳かな雰囲気の中で修業されました。昨夜来からの大雨が心配されましたが午前7時頃には天気も回復し、時折太陽の差しこむ穏やかな日和となり、霊苑スタッフの皆様も集合墓「宙(そら)」の前にテントを張るなど法要の準備が進められていました。

 

引き続き 檀信徒各家代々墓の墓前諷経を修業いたしました

 

 

 

 

和尚が卑山に住職就任して10度目の盂蘭盆会修業となりましたが、年々行事も定着しお檀家の方々も地元を始め県外からも必ずご参詣くださるようになり大変有難く思っております。ふれあいパーク霊苑も開苑7年目を迎え、お盆月に限らず平日でも参詣者の方が絶えない霊苑本来の面目躍如の姿になって来ています。

 

 

 

 

上段の間にて 宝光寺御住職、桂岩寺御住職と新命副住職が ご挨拶されているようす

 

北條英俊総代、須貝外喜夫総代が 檀信徒受付をされました

 

御参詣の檀信徒様、霊苑関係者様との到着茶礼

 

 

令和5年度 寳勝寺盂蘭盆施餓鬼会

 

少林寺に引き続きご出頭くださいました 宝光寺御住職

 

寺町一丁目 曹洞宗 桂岩寺御住職

 

少林寺に引き続き維那を務めた 大安禅寺副住職

 

 

檀信徒並びに霊苑関係者 22名の皆様がご参列くださいました

 

(株)ココプランニング 中本大資社長、川面範成専務 並びに (株)豊蔵組顧問 江川三次氏、(株)アースグリーン 中野純三氏です

 

 

 

檀信徒総代より順に 御焼香されました

 

 

 

檀信徒各家先祖代々の御法名を読み上げ 御供養申し上げました

 

 

寳勝寺盂蘭盆会 住職法話にて

 

 

引き続き ふれあいパーク霊苑にて合同慰霊祭を修業いたしました

 

合同慰霊祭のようすは 動画にて御覧いただくことが出来ます

令和5年度 宝勝寺ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭 

 

 

集合墓 宙(そら)の御真前にて お参りされる檀信徒の方々

 

本日は御参詣を賜り 厚く御礼申し上げます

 

年中行事の中でも最も大切な盂蘭盆会を無事に円成出来ました事に安堵致しました。8月15日の旧盆・盂蘭盆会まで今後もご供養の日々が続いていきますが、読経三昧、精進の行を修して参りたく念じております。皆様はお盆月を如何お過ごしでしょうか? お盆の祖霊供養を通して御家族の和合と安心を心より願って止まない今日この頃です。友峰和尚より

 

第3612話

2023-07-08

開式に先立ち 新命副住職が「四弘誓願」にまつわる法話をいたしました

 

大雨が大変心配されましたが、早朝から小雨模様で思ったより気温も低く昨日の36℃から25℃まで下がり、午前10時半より野町・少林寺「盂蘭盆施餓鬼会」も多くのお檀家様の御出席のもと無事に厳修されました。昨日には全ての堂内準備が整えられていたため本日はスムーズに法要に入ることが出来たようです。

 

檀信徒を代表し 宮﨑総代がご挨拶をされました

少林寺檀信徒総代 第十四代 宮﨑寒雉様

 

開式を告げる大鐘 / 富山県氷見市 臨済宗国泰寺派・宝光寺御住職です

 

午前9時前には大安禅寺新命和尚も到着し直ぐに少林寺に出向きましたが、すでにお檀家様が来寺されておられました。法要前には(株)ココ・プランニング中本大資社長ならびに川面範成専務そして卑山宮﨑総代、中山総代と墓地改葬計画説明会の打ち合わせをした後、午前10時半より盂蘭盆施餓鬼会法要の開始を告げる大鐘が宝光寺御住職によって撞かれ、檀信徒一同が僧侶と共に読経するなか厳かに修業されました。

 

導師入堂 / 第十四代宮﨑寒雉様より御寄進頂いた半鐘

 

令和5年度 少林寺盂蘭盆施餓鬼会

 

 

 

大安禅寺副住職が維那を務めました

 

檀信徒皆様が順に御焼香されているところ

少林寺先々代住職の奥様です

 

檀信徒各家先祖代々の御法名を読み上げ 御供養申し上げました

 

住職による 盂蘭盆会の法話

 

 

「少林寺墓域改葬計画説明会」にて

 

法要終了後には「少林寺墓域改葬計画説明会」が行われ、墓域改葬に関する今後の手順などの説明が中本社長のご挨拶に続き行われ、こちらも出席者一同のご賛同を得て説明会を無事終了することが出来ました。

 

(株)ココ・プランニング中本大資社長よりご説明されているところ

宝勝寺ふれあいパーク霊苑施工事例の資料をもとに

 

檀信徒の桑島様より ご意見をいただきました

本日の説明会について 御参列の皆様の御賛同を賜り無事に終了いたしました

 

 

午後より寳勝寺にて (株)松浦建設現場監督の中島氏と

引き続き、大安禅寺の墓苑計画について会議がなされました

 

明日は寳勝寺盂蘭盆施餓鬼会が午前10時半より厳修予定となっており、新命副住職も出頭することとなっています。毎年恒例の行事ながら、盂蘭盆会は檀信徒皆様との大切な交流の場でもありご参詣くださった皆様方には本当に感謝の念で一杯です。寺院の運営と今後の護持の為精進努力の日々が続いて参りますが、更に気力を充実させながら頑張って進めて参りたいと願っています。友峰和尚より

 

第3611話

2023-07-07

野町 少林寺にて、盂蘭盆施餓鬼会の準備をしました

 

「“住職”とは10の職を遂行するから10職と言う」とは和尚の持論ですが、明日は野町少林寺の盂蘭盆施餓鬼会が午前10時半より行われ法要終了後には墓域改葬計画の説明会が開催予定のため、本日は最終の設えと須弥壇の掃除をし真前にお供え物をした後、墓域の草刈りをして寳勝寺に帰山しました。

 

 

 

 

あくまで本日は最終の点検であり、日頃から寺院護持がなされていての年中行事の設え作業でも有ります。中国の高僧、百丈懐海禅師の言葉に「一日作(な)さざれば一日食らわず」とあるように、禅僧として良く頭を使い心を働かす事の大切さを教示しています。身体の動くかぎり智慧と心を働かせ、身を粉にして自分を自由自在に使いこなしていく所に自由無碍なる心境を会得出来るというものです。

 

 

 

住職としての最も重要な日々の法務は祖霊供養の行修である事は言うまでも有りません。盂蘭盆会を明日に控え、父母の恩と祖先の恩に報いんがための報恩菩提の行こそ住職の本分であると自覚する毎日となっています。友峰和尚より

 

第3610話

2023-07-06

寳勝寺の中庭にて、ぶどう棚を修理しました

 

大安禅寺先代住職實道和尚(父)が野良仕事から戻ると口癖のように「疲れた!疲れた!」と連発していましたが、当時の年齢はちょうど今の和尚と同じ75歳くらいだったと思います。

 

 

 

最近になってようやく父の労苦を身に染みて感じながら、なんとも父に対しての思いやりに欠けていたとつくづく自省の念に駆られます。歳は取ってみないと分からないのも事実ですが最早手遅れで、父は黄泉の国できっと笑って見ていることと思います。

 

 

本日は盂蘭盆会を目前にして境内周りや中庭の掃除をしました。30℃を超える中での作業は老体には堪えますが、汗ビッショリの作業に息が切れまくり、これほどまでに軟弱な体になってしまったのかと自分でも呆れてしまいます。いよいよこれまでか!と叫びたくもなりますが、我慢我慢の作務となりました。

 

増えすぎた草花を刈り取り、中庭を掃除しました

 

 

引き続き山門幕や式台幕を張りましたが、ここでも梯子に登ると足がガタガタ震える始末! 足が震えるようでは人生も一巻の終わりです。嗚呼!なんと悲しい現実か!想像だにしなかった老化現象の加速に愕然とする今日この頃です。

 

山門と玄関、向拝に幕を吊りました

 

(株)豊蔵組の江川氏が 自家製たまねぎを届けてくださいました

 

それでもまだ75歳!なんとか100歳を目指して頑張って参りましょう!

「夏風に そよぐ仏旗や 盆に入る」友峰

「幕張りて お盆を迎う 古寺しずか」友峰

「参詣の 香の煙や 盆近し」友峰

 

境内の掃除に励む 霊苑事務所スタッフの吉田さんです

 

第3609話

2023-07-05

伝燈寺にて、北國新聞社社会部・向島記者から取材を受けました

 

午前中に伝燈寺に出向き、地元・北國新聞社の向島記者から取材を受けましたが、今回は伝燈寺の悠久の歴史における出来事や今後の寺院再興への計画取り組みについて話しました。

 

 

約600年前に始まる歴史や伝説について説明しているところ

 

伝燈寺町の西川さんと

 

境内にそびえるしいのき / 向拝から

 

身代わり地蔵尊 の 御真前にて

 

取材の後には堂内はじめ弁財天を祀る洞窟など案内して回りましたが、伝燈寺に2017年1月、兼務住職としての本山からの辞令を受けて約6年が経ち、その間寺院護持と復興に微力ながら尽力しており地元生産の「伝燈寺里芋収穫祭」と「弁財天祈願祭」を併催しつつ現在復興を目指しているところです。

 

 

弁財天を祀る洞窟へ

 

 

 

 

本日は定例の伝燈寺開山仏林恵日禅師並びに歴代和尚諷経と所願御祈祷またお位牌のお焚き上げ霊供養諷経を修業して寳勝寺に帰山しました。

 

伝燈寺開山仏林恵日禅師並びに歴代和尚諷経をしました

物置倉庫の建築をお願いしている 高倉さんがいっしょにお参りされました

 

境内で育っている 伝燈寺里芋

 

まもなく各兼務寺院の盂蘭盆会が厳修予定となっており、今日と明日に掛けてその準備に入りました。伝燈寺は静寂な山間にあり幽玄で、寳勝寺・少林寺は閑静な寺町寺院群に位置し枯淡でいずれも特有の禅風を醸し出しており、禅寺としての威厳を感じます。年中行事を修業しながら寺院の護持と布教活動に尽力する日々が続いているようです。

「緑陰の どこまで深し 読経僧」友峰

「山間に 響く読経や 夏涼し」友峰

 

第3608話

2023-07-04

気温20℃と過ごしやすい朝を迎えましたが、昼過ぎには30℃を超える真夏日となり明日はさらに気温が高くなるとの予報でした。梅雨明けはまだまだ先のようですから体調管理に十分気をつけて参りたく思います。本日はお寺はお休みでしたが2ヶ月定期検診ということで午前中に病院に出向き、主治医先生の診察を受けました。術後順調に回復しているとの診断で大変安堵致しました。まだまだ法務仕事のやり残しが山積みのため、今しばらくは健康管理に留意しながら法務に取り組んで参りたく念じています。

 

初夏の境内風景 ~音楽が流れます♪~

 

本来なら終活の年齢ですが、自分の姿を鏡に映しながら「対一説」で自分を励ます毎日です。「青春とは人生の或る期間を言うのでは無く、心の若さである」とはアメリカの詩人サミュエル・ウルマンの言葉ですから、再青春を願いつつ頑張って参りましょう! 最近は強制的に身体を休めるようにしていますが、「老化は足から始まる」の忠言を座右の銘として足腰の筋トレにも励んでいます。人生は70歳から折り返し!まだまだ半分半分!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

第3607話

2023-07-03

柿の若木に実が生りました / ふれあいパーク霊苑にて

 

歌手・弦哲也の「人生夢あり歌もあり」という地元テレビ番組の下見のため制作スタッフとの打ち合わせが午前中にありましたが、弦哲也さんとゲストの方が石川県内各所を巡り人生を語らう番組とのこと、後日寳勝寺で収録される予定となっています。

 

番組制作スタッフの寺西さんと

 

薔薇の剪定作業をされる 千樹園の巻下さん

 

本日は午後より墓前開眼供養が修業されましたが、苑内では千樹園の巻下さんが薔薇の剪定をされていました。卑山盂蘭盆会行事を目前にしての整備なのですが、惜しげもなく薔薇の枝と花が刈り取られていくのを横目にしながらの読経となりました。来年さらに美しく元気な花を咲かせるための思い切った剪定でしたが、その中から数本の薔薇を頂き堂内に飾りました。

 

夏らしい日差しのもと 開眼供養諷経を修業いたしました

 

 

本格的な夏を前に 丁寧な剪定が行われました

 

 

花びらや切り枝の掃除をされているところ

 

すっかり刈り上げられた薔薇の樹々ですが、とても涼しそうで和尚が日々剃髪する時のように清々しく爽やかな霊苑の風情となりました。堂内に於いても盂蘭盆会の準備が始まっている今日この頃です。友峰和尚より

 

 

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