6月, 2023年

第3594話

2023-06-20

 

少林寺お檀家の桑島様よりタイのお土産「象」の置物を頂き、さっそく応接間のテーブルに飾ってみました。以前和尚がバリに旅行した時に買い求めた象柄のテーブルクロスとマッチしてメタバースの様相となりました。

 

桑島様から、金の象の置物を賜りました

 

また中央にはガラス工芸作家・髙橋ナオミさんの作品も飾られており、小さな観葉植物の鉢とコラボして涼しさを感じさせてくれます。最近は本当に多くのお客様を迎えている応接間だけに、チョットしたディスプレイで気持ちが和むものですね。

 

 

昨日は夕刻より金沢城内ウオーキングに出掛け約8千歩ほど歩きましたが、ここ数日間で約20キロ歩行したことになり次第に足の筋力も復活しつつあるようで更に日々欠かさず続けて参りましょう。

 

 

城下の金澤町家

 

 

今日は終日休息を取りましたが6月に入ってから本当に久しぶりの休息で、作業用の機械を買い求めにホームセンターに出向きました。店には欲しい機械が山ほどあるものの、自分の年齢を考えると重さや操作が問題であきらめの境地に翻弄されたものです。やはり若さが大切です!! 無理が効かない高齢者! それでも頑張って出来るところからやりましょう!自分でも操作できる一番軽い草刈り機を買い求め意気揚々と帰山しました。今後は夏草との戦いになりそうです。友峰和尚より

 

第3593話

2023-06-19

「 法々本来法 」 / 撮影:栗原優佳

 

昨日よりは少し涼しく感じる朝を迎えましたが、朝夕の気温差が激しいため寝具にはかなり気を遣うものです。このところ法務が続いていたため、今日明日は休息を取ることにしました。カフェは通常通りに開業しましたが、避暑を兼ねての家族連れのお客様が多く見受けられのんびりとした時間を楽しまれている様子でした。

 

 

昨日大安禅寺で開催された御茶会風景の写真が次々に送信されてきましたが、文房流晴心会の野口翆智先生と御法縁を得て約40年が過ぎ、今回参加されている御社中皆様も代替わりが進んでいる様子で写真を拝見しながら懐かしくこれまでを回顧していました。

 

 

毎年6月の卑山お祭りに華展と茶会席を開催しての約40年ですから言葉も無いほど感謝しています。寳勝寺の法務が多忙になるにつれ自坊に帰山する回数も減少している昨今ですが、連綿として受け継がれていく行事ほど大切なことは無いと思うものです。今では玄峰副住職が陣頭指揮に当たっており本当に有難く思います。和尚は団塊の世代・昭和23年の生まれですが、昭和も次第に遠い昔の時代となっていく今日この頃です。

 

撮影:栗原優佳

 

さて“老兵は語らず”との格言も有りますが「一黙如雷」の禅語の如く黙して語らずとも人生経験を大いに活かし更なる前進をして行きたいと気持ちを新たにしています。頑張って参りましょう!!本日も約6千歩を目指しウーキングに出発進行!! 友峰和尚より

 

第3592話

2023-06-18

文房流晴心会野口支部の皆様による御茶会が開催されました / 大安禅寺にて

 

約50年来の友人でアメリカ・ニューヨーク州在住のグリフィス・フォークさんが現在寳勝寺に滞在されており、山口県大島郡から来寺したエイブさんも2日ほど滞在されていましたが、グリフィスさんが来寺するのは約4年ぶりでエイブさんとは7年ぶりの御目文字となり懐かしく歓談したものです。本日はお二人一緒に卑山カフェスタッフの高倉さんの車で一路大安禅寺へ向かい、文房流晴心会野口支部の御茶会に参加されました。

 

 

右から エイブさん、グリフィスさん、野口翠智先生と高倉さんです

 

和尚は法務のため自坊には戻れませんでしたが、大安禅寺到着と同時にさっそく御茶会出席の様子が送信されて来て、茶会の盛大な様子を懐かしく拝見しました。

 

御茶会開催を前に 社中の皆様がお参りされているようす

 

 

 

 

 

御茶会にて

 

 

 

 

 

 

 

 

文房流晴心会野口支部・華展や特別公開中の涅槃図を御覧になる参拝者の皆様

 

涅槃図について説明する 新命副住職

 

 

 

 

寳勝寺にて 墳墓開眼供養を修業いたしました

 

バレンギク

 

日中気温が30℃を超える蒸し暑い一日となりましたが、寳勝寺では日曜日とあって多くのご家族が墓参に来られお盆が間近に迫っていることを感じたものです。寳勝寺の堂内や室内は空調が良く効いているため実に快適で、カフェ利用のお客様も涼しい部屋でゆっくり寛いでいました。

 

「日中友好の朝顔」

 

次第に暑さを増して来た今日この頃ですが、北陸地方の梅雨明け宣言はいまだ出されていません。本格的な夏を迎えるのもそう遠くではないようです。寳勝寺のプランターでは卑山の風物詩でもある「日中友好の朝顔」が大きく育ち、そろそろ本堂前にデビューする時期が迫っているようです。仕事は増えれど休みなしの日々が続いていますが頑張って参りましょう!!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

グリフィスさんとエイブさんとともに

第3591話

2023-06-17

ヒメヒオウギスイセン / 寳勝寺境内

 

梅雨明けはまだですが日が過ぎるごとに暑さも増しており、今日などは外での作業は熱中症が心配されるほどの蒸し暑い天気となりました。相変わらず寒暖の差が激しいため、くれぐれも体調管理には十分気をつけて頂きたいと願っています。

 

三回忌の墓前供養諷経を修業いたしました

 

ルリギク

 

7月のお盆月が近づくにつれ祖霊供養を申し込まれる方が増えていますが、午前中には墓前年忌法要が営まれました。霊苑内整備の庭師の方が毎日入念な草木の手入れをされており綺麗に整備され、色とりどりの紫陽花がひときわ大きな花弁を広げ苑内に涼しさを感じさせてくれています。

 

本日のウォーキング / 兼六園コースより

 

この時期の禅語に「微風幽松を吹く 近く聴けば聲愈々よし(びふうゆうしょうをふく ちかくきけばこえいよいよよし)」とあるように、松の間をすり抜けて吹く風は値千金で有るがままに心は爽やかそのもです。

 

美しい苔と樹々の深緑

 

また別に「閑坐して松風を聴く」という語もあるように一切の計らいを捨てきった忘我の心境を味わう好時節でも有ります。しばし松風の音に耳を傾けるぐらいのゆとりを感じたいと思う今日この頃です。友峰和尚より

 

第3590話

2023-06-16

昨晩は大荒れの暴風雨となり時折家屋が揺れるほどの強風と雷で目が覚めてしまいましたが、朝起きてみれば寺カフェの看板は吹っ飛び五色の旗は無残な姿をさらけ出していました。今は梅雨時期の真っただ中ですから無理も有りませんが、それにしても異常としか思えない突風でした。

 

大安禅寺バラ園にて、妻が撮影しました

 

昨日の野ウサギの続報ですが、再び妻から動画が送信されて来ました。妻の話ではウサギが東屋の縁の下に1ヶ月前から住み着いているとか、ならば猶更の事不思議に思います。ネットで調べてみるとウサギは薔薇の花が好物だそうで、場所によっては咲いたばかりの薔薇の花を食べてしまう食害が出ているそうでなんとも悩ましい情報です。

 

「 一華開五葉 」 令和癸卯 渓仙 書

 

いずれにせよ今年は「卯年」ですから、卯年に姿を現すなんてまったく摩訶不思議としか言いようが有りません。禅語に「金烏急に 玉兎速やかなり(きんうきゅうに ぎょくとすみやかなり)」とあるように人生は「光陰矢の如し」で即ち一瞬一瞬が仏の世界であるの意味で、まさにウサギが跳ねる姿は敏速です! ウサギが出現したことは「善は急げ」ということなのでしょうか? 兎に角ぐずぐずせずに精進努力を続けて参りましょう!!

 

金沢城の城壁を巡るウォーキングコース

 

禅は急げ!で午後からは毎日約6千歩のウオーキングに出掛け、金沢城の城壁周遊コースを約7千歩達成しました。老化は足から始まりますから油断は大敵です!ウサギのようには参りませんが亀歩行で頑張ります。友峰和尚より

 

第3589話

2023-06-15

「 一日清閑 一日福 」 令和癸卯 渓仙 書

 

大安禅寺の境内一帯は特別鳥獣保護区となっています。そのことを知ってか知らでか本当にたくさんの動物達が寺にやって来ます。これまでに確認された野獣はイノシシ・鹿・猿・狸、イタチ・アライグマ・ハクビシン・リス・アナグマなどで、野鳥に至ってはアカショウビン・三光鳥など珍しい鳥も多く住んでおり先日には花しょうぶ園に白鳥が飛来するハプニングも有りました。

 

 

 

そんななか、和尚の子供頃によく見かけていたウサギの動画が送信されて来て驚きました。妻が管理しているバラ園に今朝やって来たのを妻が撮影したのですが、生息が確認出来本当に嬉しく思いました。バラの咲き終わった花弁を美味しそうに食べているのが良いですね! 大安禅寺のバラ園は安全安心の場所ということを知っているようです。

 

寳勝寺本堂にて 初七日忌法要が修業されました

 

本当に早朝からホッコリした動画を見ることが出来ましたが、今年は「卯年」でもあり縁起が良いと感じたものでした。現在6月の特別拝観中で園内も賑わいを見せているだけに、うさぎもきっと興味を示したのかも知れませんね。いまや「大安禅寺動物園」になりるつつある昨今、人間も動物達も今後は共存共生していく時代を迎えているのかも知れないと思う今日この頃となっているようです。友峰和尚より

 

第3588話

2023-06-14

生け花/文房流晴心会野口支部  大安禅寺にて

 

「安閑無事(あんかんぶじ)」とか「無事是貴人(ぶじこれきにん)」とか「永大平安(えいだいへいあん)」とか禅語にあるように、仏教の究極の悟りとは無心無碍(むしんむげ)なる自己の自覚であってそれ以上でも以下でもなく、一日一日が平穏で無事であることの大切さでも有ります。

 

 

 

しかしながら近年は日本に於いても安全安心の国とは言えず、これまでは大都会で多く発生していた凶悪な事件事故も今日では地方にも波及しています。ニュースでは殆ど毎日のように考えも覚束ないような事件が伝えられるに及んでは一日として安心な気持ちになれないものです。

 

 

少林寺檀信徒の 桑島様 が来寺くださいました

 

人生75歳を過ぎた禅宗の一僧侶として社会の「安閑無事」の為には今何をなすべきか、常に自問自答を繰り返す毎日です。ここ数年のコロナ禍で暫く休止していた坐禅会の再開を視野に入れながら「坐る」ことの意義をもう一度見直していきたいと思うものです。

 

寳勝寺檀信徒総代 北條様とともに

 

さて休息を返上して法務多忙の日々が続いていますが、お客様が常に来寺くださるのは本当に有難く思います。お寺は御法縁を結ぶ所ゆえ、皆様の無事を心よりご祈念したいと思う毎日です。

 

桔梗のつぼみ

第3587話

2023-06-13

「 喝 」

大谷翔平選手の調子は絶好調で今日も2本のホームランを放ち、ア・リーグ本塁打単独トップの20号となりました。大谷選手の素晴らしいところは徹底した自己管理に有り、毎日決まった生活リズムを保ち睡眠をたっぷり取りながら日々の体調管理にも気配りしていることだと思います。1年を通しての出場だけに、体調を崩さないようメンテナンスするのは至難の精神力と努力しかありません。今後の更なる活躍が期待されますが、日本国民にとっても大変嬉しい事で元気をもらえるホームランでした。

 

 

本日は火曜日で久しぶりの休息日となり大リーグテレビ観戦後に買い出しに出掛けましたが、このところウオーキングが出来ていなかったため夕刻から出発しました。5月からは法務遂行が多忙だったこともあってウオーキングも叶わず、やはり時間をとって真剣に歩かねば次第に歩行が困難になっていきます。1日約6千歩が理想的歩行数らしいのですが、なかなか実行が難しいこの頃です。

 

 

大安禅寺では野口翆智御社中の華展が開催されており先生からもご案内のメールを頂いているのですが、今のところ帰山出来そうにない状況が続いています。送信されてくる華展の作品を愛でながら故郷に思いを馳せる毎日です。友峰和尚より

 

 

第3586話

2023-06-12

裏千家 田野宗冨社中による御茶会が開催されました / 大安禅寺にて

 

北陸地方に梅雨入り宣言が出されて3日目となりましたが、朝から晴れたり曇ったりでやはりこの時期の傘は絶対必携のようです。昨日は大安禅寺から日曜日のお茶会風景の写真が沢山送信されて来て嬉しく拝見しました。本当に久しぶりにコロナ明けの盛大な茶会となったようで、毎年ご厚誼を頂いている福井県越前市在住の裏千家流・田野宗冨御社中皆様によるお茶会が開催されました。

 

 

 

 

 

田野宗冨様、お客様 と 新命副住職との記念撮影

 

大安禅寺は現在、諸堂が全面修復工事が行われている関係で一般拝観は縮小されていますが、今年は華展も開催されており多くの参詣者で賑わいを見せたとの報告を受け大変喜ばしく思ったものです。

 

 

文房流晴心会野口支部 華展「花心悠々」を観賞される参拝者の方

狩野元昭筆 の 「涅槃図」が特別公開されています

 

 

 

さて寳勝寺玄関入口の額紫陽花「墨田の花火」があまりに美しいので記念写真を撮ってもらいました。大きく広がる星形の花弁はまるで本当の花火のように見事です。霊苑内にも色々な紫陽花が咲いており、梅雨時期とあって雨を受けた花々は瑞々しく可憐です。

 

寳勝寺玄関にて 「墨田の花火」の前で 記念撮影をしました

 

 

ふれあいパーク霊苑の 紫陽花とヒメシャラ

本堂前庭の ジャスミン が満開です

 

今は花の季節!次々に咲く花達を愛でるのは実に気持ちが休まるものですね。霊苑やお庭には蝶々が舞い小鳥達がさえずり、縁側で数匹の子猫が戯れている風景は全くに長閑です!「忙中に閑あり」の心境で更に頑張って参りましょう。友峰和尚より

 

 

第3585話

2023-06-11

 

北陸地方に梅雨入り宣言が出されましたが、早朝からシトシトと降る雨模様の天気となりました。境内の木々や草木は待ち望んでいたかのように色合いを濃くしていますが、特に卑山玄関先に咲く額紫陽花「墨田の花火」は見事です! カフェ利用のお客様も帰り際には一緒に記念写真を撮るほどで人気を独り占めしている感じでした。

 

今年一段と大きく咲いた 「墨田の花火」

 

寳勝寺檀信徒 高畠家一周忌法要

 

お盆月を目前にして日曜日に法要が集中するようになって来ましたが、本日も卑山お檀家 髙畠家一周忌法要が営まれました。寳勝寺兼務住職として就任し今年で12年目を迎えお檀家様とのご厚誼も親密になっており、法要後は御親戚皆様との交流の場ともなっています。

 

県内をはじめ関東方面から参列された、高畠家ご親族皆様とともに

 

先般地元テレビ局で大安禅寺が放映され新命副住職がアナウンサーと共に出演していましたが、本日法要で来寺されたお檀家様も番組をご覧になったとのことで大変嬉しく思ったものでした。また和尚の法話も団体で訪れ、これまでに3度ほど聞かせて頂きましたとのことでこちらも有難く御礼を申しました。金沢での滞在年数が増すごとに地元の方々との親交も次第に広がりを見せている今日この頃となっています。

 

 

さて梅雨入り宣言も出され最近の気候変動が気に掛かるところですが、皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

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