年 中 行 事


●盂蘭盆会
 ( うらぼんえ : 例年、7月14日頃に行われます。 )

  お盆は、日本において1400年前から法要されており、父母や祖霊をご供養し、倒懸(とうけん)の
 苦を救うという行事です。これは、釈尊の弟子である目連尊者が、餓鬼道に堕ちた亡き母を供養した
 伝説が始まりです。

 目連尊者は、亡くなった母親が餓鬼道にて逆さ吊り(倒懸)にされ、今なお救われないでいることを
 釈尊に相談します。すると釈尊は、「修行期間の最後の日に、比丘(僧侶)たちに食べ物を施してあげなさい。
 そうすれば、同時に母親への供養となるでしょう。」と答えます。
 目連尊者は言われたとおりに実行し、母親へのご供養をする、という逸話です。

 お盆は、わが身、わが命を「あずかりもの」と感謝し、その感謝の心をお供えするということからも、
 大変意義深い行事です。

 寶勝寺では、毎年7月14日頃に「盂蘭盆会法要」を修行いたしております。
 
 御先祖様のご供養をし、和合と感謝の集う一日です。


 【平成25年度 「盂蘭盆大施餓鬼会法要」 のようす

   ■当日は、檀信徒様・総勢
40名のご参列のもと、午前
10時半より「盂蘭盆会」が
始まりました。

寳勝寺本尊・十一面観世

音菩薩回向の後、檀信徒

先祖供養が行われ、

ご法要に先立ち、

住職が”追善の一偈”を

唱えられました。
     



ご法要では、参列者全員に

経本が配られ、大安禅寺副住職の

説明のもと、般若心経ならびに

大悲呪など、臨済宗のお経を

皆様で唱和されました。

無事に法要が修行されたのちには

住職がご挨拶と法話をされました。

 

「住職法話より」

 ・・・連日厳しい猛暑が続いておりますが、本日は、地元をはじめ東京ならびに
大阪など、遠方からも沢山の檀信徒様にご参詣頂き、ご先祖も大変喜んでおら
れることと思います。・・・

・・「安禅は必ずしも山水を須(もち)いず、
  心頭を滅却すれば火も自(おのず)から涼し」
とは、甲斐・恵林寺(えりんじ)の快川(かいせん)禅師が信長軍の焼き討ちにあった
際、火中の楼上で遺した言葉として有名ですが、どんな状況においても常に、心を
安らかに保つことこそが真の佛心であり、日ごろから先祖供養を忘れず、「五徳」
即ち「仁・義・礼・智・信」の行を実践すること、そして、その徳行をご先祖に報告し、
追善供養を通して感謝することが、今日の「盂蘭盆会」であります。・・・ 
 
 ■法話のあとには、本堂にて「檀信徒会合」が行われました。  
   
会合では、新任総代様のご紹介や、

本堂修復・墓地改葬計画などの

説明が行われました。

   ■会合後、昼食・懇親会の様子です。

夏の昼中にもかかわらず、法要中やその後も、

堂内には爽やかな涼風が吹きぬけ、真に心洗われる

一日となりました・・・。

   檀信徒皆々様・ご家族の皆様には、まことにおつかれ様

でございました。

厚く御礼を申し上げます。




●春季彼岸会 ( しゅんきひがんえ : 例年、3月20日頃 )



坐 禅


寳勝寺では、現在、寺内を自由に拝観することができます。

坐禅を希望される方にも、本堂を開放しておりますので、

どうぞ坐禅にお越しください。

 時間:午前9時から午後4時まで
 休寺日: 毎週火曜日 他



平成25年8月

「宝勝和尚のちょっといい話」より・・・


・・・坐禅は究極、己と己の因縁を明らむる手段としては、実に

簡単な方法であって、しかも場所もとらず、座布団一枚で、爽快な

心境を得ることが出来るのですから、皆さん、是非とも坐禅にチャ

レンジしてみてください。最近になって、漸く納得したのは、坐禅の姿

そのものが、あるがままの仏心の姿で有るという事ですね。

悟りとは、爽快絶妙な心境のことです。

蝉しぐれのなか、坐禅三昧のいっときの心境は、

” 蝉 ”そのものです。

つくつくぼう〜しっ、つくつくぼう〜しっ…、「つくづく、忘私、、、」

我を忘れなさいって、我を忘れなさいっていうわけ。

坐禅は、究極の法体験です。 坐禅に来たれ!


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