和尚のちょっといい話
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本日無事に喜寿を迎えることが出来ました。これ偏に御先祖並びに家族はじめ御法縁を賜わっている皆様のおかげと深く感謝申し上げる次第です。77歳という年齢を思うとき最初に思い浮かぶのが今は亡き父・先代實道和尚のことで、父は81歳で遷化(他界)しましたが、77歳の誕生日には記念に揮毫をお願いしたことを思い出します。今でも自坊にその時の墨蹟が掛軸にして保存されていますが、つい最近の出来事のような錯覚を覚えるものです。
宝勝寺本堂の扁額 亡父七十六歳の書 「白雲幽石を抱く」
人生100年と言われる現代社会ですが、最近では親しい方々が他界されており流石に77年の命を頂いたことに深く感謝する毎日です。さて御祝いメッセージやお花をご送付頂き、御礼の言葉も無いほど感激しました。本当にありがとうございます。
霊苑管理事務所スタッフの皆さんとともに
昨日から妻がお祝いに来てくれ、本日は約20年ぶりに映画を鑑賞しました。24日から全国公開されている松坂桃李主演の「雪の花」で幕末の福井の町医者・笠原良策の物語ですが、笠原良策(白翁)の墓が大安禅寺にあり、喜寿記念に妻と鑑賞するのも不思議な御縁と感じました。須らくこの世は因果一如の世界故に、なんとも喜寿に相応しい出来事となったようです。
金沢フォーラスイオンシネマにて 妻とともに
映画「 雪の花 - ともに在りて – 」を鑑賞いたしました
さて次なる目標は80歳傘寿で、健康に留意して新たな世界に向かって精進して参りたく念じております。本日は喜寿御祝いの心温まる言葉を頂き、重ねて厚く御礼申し上げます。友峰和尚より