和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3675話 】
2023年 09月 09日 談

「 一葉落ちて天下の秋を知る 」 渓仙 書

 

台風一過再び日中気温が30℃と上がったものの幾分涼しさを感じる一日となりました。午前中には墓前での開眼並びに年忌法要を修しましたが、台風の余波を受けてか時折テントを吹き飛ばすかのような強い風が吹き抜けていく中での法要修業となりました。

 

開眼並びに年忌の墓前諷経を修業いたしました

 

「坊主はお経」が一番主たる法務ですが、今年の夏は1ヶ月以上もの猛暑日が続いたことで墓前での読経は大変厳しい行ともなりました。しかしながら汗を流したぶん気持ちは爽快で、祖霊供養の大切さを感じるものです。

 

御供花が絶えることのない ふれあいパーク霊苑

 

 

和尚の高校時代の後輩 竹内幹雄さんと

 

午後には突然、高校時代の後輩・竹内幹雄さんが福井市より来寺され久しく歓談しました。和尚は高校時代の3年間美術部に属していましたがその部活の後輩で、東京青山にデザイン事務所を構え長年第一線で活躍されており、10年前に地元へ戻り現在は福井市大手で(有)竹内幹雄デザイン事務所を運営しているとの事、福井に帰省された際に大安禅寺を訪ねて来られ、それ以来の御目文字でした。高校時代の思い出などは今では風化しつつあり竹内さんと話をしているうちに当時の記憶が蘇ってきましたが、なにしろ60年前の話ですから懐かしい限りでした。

 

竹内幹雄デザイン事務所 http://takeuchimikio-design.com/

 

さて「友遠方より来るまた楽しからずや」で楽しく歓談した後、金沢市内のホテルで講演をするとの事で再会を期して別れました。9月は長月ですから秋の夜長をゆっくり楽しみたいものですね。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

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