和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2225話 】
2019年 09月 21日 談
金沢市本多町 瑞光寺にて (2017年撮影)
大安禅寺の秋季彼岸会法要が9月23日午前10時半より厳修される為、本日は一路福井に戻る予定でしたが、午前中に本多町瑞光寺より本堂内の扁額が落ちているとの連絡を受けさっそく見に行きました。落下したのは江戸時代に作られた「転法輪」の立派な扁額で、止め釘の老朽化の為に自然落下したものと思われます。外目には軽そうに見えた額でしたが実際はとても重いもので、細い釘で留めてあったため重さに耐えかね折れたのだと思います。
例年7月14日頃修業される 瑞光寺盂蘭盆会
瑞光寺のお檀家様が墓参の帰りに本堂をお参りした際、発見したわけですが、お檀家様に怪我が無かったことに安堵したものです。引き続き野町・少林寺にも出向き、無事を確認した後自坊に戻りました。台風17号の接近が報道されているだけに緊張感が走った出来事でした。
酔芙蓉が 本格的に咲き始めました
金沢市内4つの寺院を預かる和尚の現在ですが、いずれも約400年の歴史を有する禅宗寺院で今後の維持管理が心配されるところです。「備えあれば患いなし」とはいえ近年の自然災害は想定外の甚大な被害に悩まされているのが現実、日頃からの防災意識がより求められているようです。友峰和尚より