和尚のちょっといい話
早朝、霧の立ち込める中、飛騨高山・宗猷寺様へと一路車を走らせました。気温がかなり下がったせいか高速道路にも霧が立ち込め、幻想的な風景でした。現在では高速道路のおかげで、金沢から高山までは約2時間で行くことが出来ます。昔から比べると随分と便利になったものです。高山市内より少し外れた小高い山の裾野に高山寺院群があり、そこから見下ろす市内はなかなか風情のあるものでした。
真龍山 宗猷寺 様 本堂 / 高山市公式観光ホームページより
午後1時より本堂にて観音奉戴式法要が営まれ、そのあと引き続き法話をしましたが、地元仏教会の各寺院の僧侶皆様が同席された中でのお話となりました。約1時間に渡る法話でしたが、観音信仰に熱心な信者の方々ばかりで楽しくお話しさせて頂くことができました。久しぶりに訪れた飛騨高山市内は以前と少しも変わらず、多くの観光客で賑わいを見せていました。やはり金沢と同じく外国人観光客の多さには驚きました。川添いに並ぶ「朝市」は都会並みの混雑を見せていましたから、もう凄い!のひと言です。宗猷寺様にも外国人の観光客が見学に来ていましたが、古刹の禅寺の雰囲気を味わっているかのようでした。
さて、友人の安国寺様からは地産の「飛騨リンゴ」をお土産に頂きました。先般、大安禅寺にお参りくださった久々野町は桃も有名だとか。きっとご当地の気候が美味しい味覚を生むのではないかと思いました。この度は修行時代の先輩でも有る宗猷寺ご住職様皆様には大変お世話になりました。本当に心から厚く御礼申し上げます。皆様も是非、飛騨高山の素晴らしい町並みと寺町寺院群を訪ねて頂きたいと思います。友峰和尚より